リベイロ

リベイロワインの特徴とは

   

リベイロの気候・風土

リベイロは、スペイン北西部に位置するガリシア州の内陸地に位置する。東はリアスバイシャスに、西はリベイラサクラに面している。

この地域には4つの川があり、そのうちのミーニョ川、アルノイア川、アビア川に沿うようにして、ぶどうが生産されている。土壌は花岡岩や砂地、粘板岩(スレート)などさまざまだ。

大西洋の影響で湿度も高いが、内陸に位置しているため、嵐の被害を受けにくい。海岸沿いに比べて年間降水量も半分程度(800~1000mm)で、比較的暖かい。日差しにも恵まれ、しかも南向きの斜面でぶどうが作られていることが多いため、成長は早い。

リベイロのDO取得は1957年となっている。

リベイロのワインの特徴

主に生産されているぶどう品種は、白ワイン用のトレイシャドゥラやヘレス(バロミノ)、赤ワイン用のカイリョだ。また、カルバリーニョや高級品種のゴデーリョも栽培されている。

高級化を進めているが、リアスバイシャスのワインと比べ、手ごろな価格で品質の良いワインだと人気がある。

リベイロで生産されているワインの8割以上が白ワイン。成熟しているものの、フルーティなアロマや味わいとともに、さっぱりした味や軽さを楽しめる。魚介類の料理に合うワインだ。

赤ワインは控えめな酸味とともに、しっかりとしたタンニンを楽しめる。ミディアムからフルボディの味わいとなっている。

また、干しぶどうを天然の酵母で発酵させて作る「トスタド」という甘口のワインもある。天然のぶどうの甘さを味わえ、ハチミツやレーズンのアロマとともに、トーストしたような味わいを楽しめる。

エピソード

この地域は中世からルネッサンス時代に栄え、ワイン生産の歴史も古い。

中世時代にはシトー修道会の修道僧たちが管理人の役目を果たしていた。古くからこの地域の収入源や就業先として、ワイン醸造はリベイロにとって欠かせないものだったという。

リベイロの代表的なワイン

フォルミーゴ
フィンカ・テイラ
テイラX
ナイロア
マリア アンドゥレア リベイロ
トスタド

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