ワイン用語集

甘口ワイン

甘口ワインの意味/解説

甘口ワイン(sweet wine)とは、甘みが強いワインのこと。ワイン内の糖分が多いほど、甘口になる。

ワインは、ぶどう果汁に含まれる糖分を、発酵によってアルコールに変化させることによってつくられる。発酵が進み糖分がほとんどアルコールに変わると辛口になり、反対に充分に発酵せず糖分が多く残っていると甘口になる。

甘口ワインを作る方法は、発酵の途中でブランデーなどアルコール濃度の高い酒を注入するなどして糖分が残ったまま発酵を意図的に止める方法や自然に止める方法の他、発酵が止まった後に甘いリキュールを足す、などの方法がある。

甘辛度は個人の感覚による部分も多い。一般的に販売されているワインの甘辛度は、メーカーやワイン業者が独自に判断して表示しているもので、明確なルールは存在しない。

また、糖分が多く残っている分、甘口ワインの方が辛口ワインよりアルコール度数が低い傾向がある。しかしながら、ブドウの栽培地域や方法、収穫時期などさまざまな要因によって、アルコール度数が高い甘口ワインもある。

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