特徴・ポイント
オリヴィエ・ルフレーヴ(Olivier Leflaive)は、16世紀から続くブルゴーニュの名門ドメーヌ・ルフレーヴのオリヴィエ氏が独立し、1984年に自らの名を冠して立ち上げたワイナリー。本家と同じく白ワインづくりには定評があり、特に村名クラス以下のワインの品質が高いと評判だ。
ワインづくりのこだわり
ぶどうの品質管理にこだわりを持ち、栽培方法から収穫日まで細かく指定。収穫したぶどうは全てふるいに掛け、質の低いものはキュベに回す。ぶどうの収穫はもちろん手摘みだ。
代表的なワイン
シュヴァリエ・モンラッシェ グラン・クリュ
グラン・クリュ(特級畑)として高名なル・モンラッシェ内の1区画シュヴァリエ・モンラッシェで生まれた白ワイン。ミネラルが強く味に奥行きがあり、モンラッシェの名に恥じぬ壮大なスケールを感じさせる。
ムルソー プルミエ・クリュ ポリュゾ
古いブルゴーニュの方言で「割れた石」を意味するポリュゾ。このワインはその名のとおり、石の多い土壌の畑で生まれたため、ミネラルが豊富に含まれている。テロワールの個性に満ちあふれた至極の1本だ。
ピュリニ・モンラッシェ・レ・フォラティエール
ピュリニ・モンラッシェ村の極上のシャルドネを100%使用した辛口の白ワイン。程よい酸味がミネラルを引き立て、力強くも優美な味わいを堪能させてくれる。
ワイナリーの歴史
オリヴィエ・ルフレーヴは比較的若いワイナリーだが、そのルーツであるドメーヌ・ルフレーヴの歴史は16世紀にまでさかのぼる。
ドメーヌ・ルフレーヴはオリヴィエ氏のおじ・ヴァンサン氏の代に最盛期を迎えた。当時のドメーヌ・ルフレーヴで収穫されるシャルドネは世界最高峰として世界中から高い評価を得ていたと伝えられている。
オリヴィエ氏自身も1982~94年にわたってドメーヌ・ルフレーヴの経営に参画していたが、1984年に自身の名を掲げたワイナリーとしてオリヴィエ・ルフレーヴを設立。この新事業立ち上げにはヴァンサン氏も協力したという。
オリヴィエ氏はドメーヌ・ルフレーヴ時代の経験を生かし、高品質ワインの販売を次々に手掛けていった。ドメーヌ・ルフレーヴの長い歴史の中で培われた精神は、今でもオリヴィエ・ルフレーヴの白ワインに息づいている。