ピュリニ・モンラッシェ

ピュリニ・モンラッシェワインの特徴とは

   

気候・風土

ピュリニ・モンラッシェ(Puligny Montrachet)は、ボーヌから南へ10kmの位置にあるアペラシオン(ワイン生産地)。村人のほとんどがワインに関係した仕事をしている。

フランスで最も高価な辛口白ワインを生産しているグラン・クリュ(特級畑)「モンラッシェ」を隣町のシャサーニュ・モンラッシェと共有している。4のグラン・クリュと17のプルミエ・クリュ(1級畑)を有し、世界最高峰のワインが生み出される地として名高い。

日当たりの良く、泥灰土や化石を含んだ石灰、堆積物などが重なった複雑な土壌に恵まれた畑が、グラン・クリュ(特級畑)に認定されている。

栽培されるぶどうはシャルドネが大半を占める。

Puligny Montrachet

ワインの特徴

生産されるワインはほとんどが白ワイン。モンラッシェを共有するシャサーニュ・モンラッシェのものよりも、少し味が強いことが特徴。締まったミネラル感があり、金属的だと言われている。エレガントでなめらかな味わいは、この地でしか作り出せない白ワインと評される。

一方、少ないながらも生産されている赤ワインは、イチゴやカシスの風味がありフルーティなのが特徴だ。

puligny

エピソード

ピュリニ・モンラッシェという地名は、ラテン語の地名「Puliniacus」と、山という意味の「Mont」と禿という意味の「Rachet」を由来としている。

ぶどう以外何も生育できないほど石灰分の多い土地だったため「禿山」という名前が付いた。19世紀には『三銃士』で知られる作家のアレクサンドル・デュマが、グラン・クリュ「モンラッシェ」のワインを「ひさまづき、脱帽して飲むべし」と絶賛したほどのアペラシオンである。

Puligny Montrachet

代表的なワイン

ピュリニ・モンラッシェ
シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェ グラン・クリュ シュヴァリエ・モンラッシェ
バタール・モンラッシェ ドメーヌ・アンリ・ボワイヨ
シュヴァリエ・モンラッシェ グラン・クリュ エティエンヌ・ソゼ
ピュリニ・モンラッシェ プルミエ・クリュ レ・シャン・ガン
ピュリニ・モンラッシェ プルミエ・クリュ  レ・ルフェール
ピュリニ・モンラッシェ ラ・ガレンヌ
ピュリニ・モンラッシェ ル・カユイレ
ピュリニ・モンラッシェ レ・ピュセル
ピュリニ・モンラッシェ プルミエ・クリュ シャン・カネ
ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ レ・コンベット
ピュリニ・モンラッシェ プルミエ・クリュ レ・フォラティエール
ピュリニ・モンラッシェ プルミエ・クリュ クラヴァイヨン

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