特徴・ポイント
1790年の創業以来、フランス・ロワール地方で8世代にわたり家族経営でワイン造りを行っている。現在は約40ヶ国に輸出しており、ロワール・ワインの生産者上位5社に入るワイナリーだ。
ワインづくりのこだわり
繊細で豊かな果実味のソーヴィニヨン・ブランを味わえる白ワインを主に生産。プイィ・フュメをはじめとする畑それぞれのテロワールを生かしたワイン造りを続けている。
代表的なワイン
ギィ・サジェ プイィ・フュメ
ソーヴィニヨン・ブラン100%の辛口の白。サジェ家が代々所有してきた畑のブドウで造られている。フレッシュな酸味と果実味、繊細な香りの余韻が心地よい。
ギィ・サジェ コトー・デュ・レイヨン
長期熟成も可能なソミュール産の貴腐ワイン。ハチミツや果実味、ミネラルが感じられ、とろりとした甘さと酸味のバランスに豊かな余韻が続く。食前・食後酒に合う。
ギィ・サジェ サンセール
白い花のアロマ、グレープフルーツのような柑橘系の香りと酸味のバランスが良い辛口の白。カシスやブラックチェリーなどの黒い果実の香りも感じられる。熟成にも適している。
ワイナリーの歴史
ギィ・サジェ(Guy Saget)の歴史は1790年、サジェ家の小規模なワイナリーから始まった。以来8世代にわたりフランス・ロワール川上流のプイィ・シュル・ロワールで、家族経営によりワインを造り続けている。
わずか5ヘクタールのブドウ畑を所有するに過ぎなかったサジェ家に転機が訪れたのは、1972年。現会長であるジャン・ルイ・サジェ氏の父ギィ・サジェ氏が45歳の若さで急死し、当時弱冠18歳のジャン・ルイ氏が家業を引き継いだ。
ジャン・ルイ氏は、弟のクリスチャン氏と共に家業の発展に力を尽くした。トゥーレーヌ地方に約80ヘクタールの畑を所有するなど事業を拡大し、現在はロワール・ワインを代表するワイナリーの一つと呼ばれるまでに成長した。