チリ, ワイナリー

サンタ・リタ

特徴・ポイント

チリでも長い歴史を誇る老舗ワイナリー。米国ワイン専門誌「ワイン&スピリッツ」でワイナリー・オブ・ザ・イヤーを受賞、インターナショナル・ワイン・チャレンジでの受賞歴を誇る。世界70カ国以上へ年間約130万ケースのワインを輸出するなど、世界中で愛されるワインを生産している。

ワインづくりのこだわり

創立当時からフランスのワイン醸造技術を導入。以来、欧州の伝統的な製法を受け継ぎながらも、最先端の製造技術を導入し、食品の生産・管理に関する国際規格認証を取得するなどして品質管理を行っている。また、オーガニック栽培や、剪定したブドウの枝から作った有機肥料を使用するなど、サンタ・リタ(Santa Rita)の地球環境保全を意識したワインづくりは国際的に高い評価を受けている。

代表的なワイン

サンタ・リタ 120(シェント・ベインテ)カベルネ・ソーヴィニヨン

120(シェント・ペインテ)は、サンタ・リタの基幹ブランド。チリ独立戦争のさなかの1814年、後にチリ独立の父となるベルナルド・オイギンス将軍が率いていた120名の革命兵士をサンタ・リタのワインセラーに匿ったという逸話から名付けられた。赤や黒い果実のアロマとスパイスを思わせる香り、エレガントなタンニンと豊かな果実味が調和している。120には他に、ソーヴィニヨン・ブランメルローカルメネールなどが揃っている。

サンタ・リタ トリプルC

頭文字がCのぶどう、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネールの3種をブレンドした赤ワイン。ぶどうが秀作の年のみ生産される。カシスやシナモンを感じさせる、しっかりとした味わいを長く楽しむことができる。

サンタ・リタ カーサ・レアル・カベルネ・ソーヴィニヨン

高品質のカベルネ・ソーヴィニヨンが収穫された年のみ生産される、チリを代表するスーパープレミアムワイン。ミントやバニラ、樽由来のなめし革を思わせる香り、熟した赤い果実味とタンニンのバランスに優れている。

ワイナリーの歴史

サンタ・リタは1880年、ドミンゴ・フェルナンデス・コンチャ氏によって設立された。
社名は、15世紀のイタリアで「枯れたぶどうの木を蘇らせた」という逸話を持つ聖者の名に由来する。

2004年にリリースしたスーパープレミアムワイン「カーサ・レアル」は、ワインスペクテイター誌においてトップ100ワインにランクイン。このワインの開発・製造に携わったチーフ・ワインメーカーであるセシリア・トーレス氏も2006年、チリのワインガイド誌でベスト・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選出され、注目を浴びる存在となった。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で