特徴・ポイント
ウィザー・ヒルズ(Wither Hills)は、ニュージーランドの南島に位置する有数のワイン産地マールボロー地方にあるワイナリー。「デキャンター・ワールドワイン・アワード」で銀賞を受賞するなど、世界中で高評価を受けるワインを生産している。
ワインづくりのこだわり
「最高のワインは最高の畑から造られる」という哲学にもとづき、マールボロー地方の自然環境を生かしたワインづくりにこだわっている。
代表的なワイン
ウィザー・ヒルズ ソーヴィニヨン・ブラン
柑橘類やトロピカルフルーツ、トマトの葉を思わせる香りとジューシーな果実味、しっかりとした酸味とミネラル感が特徴のエレガントな白ワインである。
ウィザー・ヒルズ シャルドネ
ライムやグレープフルーツ、白桃のような果実香にフレンチオーク樽由来のトースト香やスパイス香を感じられる。果実味と心地よい酸味が長く続く、バランスのよいワインだ。
ウィザー・ヒルズ ピノ・ノワール
ウィザー・ヒルズで最も力を入れている品種であるピノ・ノワールを使い、濃厚で香り高いワイルドベリーのアロマとオーク樽由来のスパイス香がブレンドされた華やかな香りが魅力。豊かなフルーツとしっかりとしたタンニンが感じられるフルボディの赤ワインだ。
ワイナリーの歴史
1994年に創業されたウィザー・ヒルズの歴史は、1978年にジョン・マリス氏がニュージーランド南島のマールボロー地方でぶどう栽培を開始したことに始まる。後に息子のブレント・マリス氏がぶどう栽培を引き継ぐと共に、ワイナリーを立ち上げた。
創業年の1994年に最初のヴィンテージをリリースして以来、わずか10年の間に国際的な賞を受賞したことでウィザー・ヒルズのワインは高い評価を受け、一躍世界中から注目を浴びるワイナリーに成長した。
ウィザー・ヒルズのぶどう畑のひとつ、ラランギヴィンヤードには、生態学的に重要な場所とされるラランギ湿地が位置していることから、湿地への植栽や希少植物の保護などの環境保全にも力を入れている。