ビフェルノ

ビフェルノワインの特徴とは

   

ビフェルノの気候・風土

ビフェルノは、アドリア海に面した地域。湾岸地域から内陸の街、カンポバッソ周辺まで広がっている。

ビフェルノ川が流れ、石灰や粘土質が多く、温暖な気候に恵まれた肥沃な土地。標高の比較的高いカンポバッソ周辺は昼と夜の気温差が激しくやや冷涼。夏には晴天が続き、強い日差しが照り付ける。

モリーゼ州の州都でもあるカンポバッソには、中世の街並みが広がっており、ワインづくりも古くから行われていた。DOCに認定されたのは、モリーゼ州の中では最も早い1983年だ。

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Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=703659

ビフェルノのワインの特徴

ビフェルノのワインには赤・白・ロゼがある。値段はリーズナブルなものが多く、掘り出し物の多い地域として知られている。

赤とロゼワインは、モンテルプチャーノ種が主体。アリアニコ種も使用されている。タンニンを感じられ、凝縮のある果実味を感じられるバランスの良いワイン。ごく少量のトレビアーノ種がブレンドされたものは、なめらかなのどごしを感じられるワインに仕上がる。

白ワインは辛口が中心で、主体となっているのはトレビアーノ種。ボンビーノ種や、ごく一部ではマルヴァジア種も使われる。まろやかな旨みと爽やかさを感じられるのが特徴だ。

隣り合うペントロ・ディ・イセルニアと味わいが似ており、比べられることが多い。ただ、ビフェルノの方が比較的味が抑えられ、ボディがしっかりとしている。

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エピソード

この地では、1968年から3世代にわたってワインづくりに携わってきたジューリオ家のワイナリー「テヌーテ・ディ・ジューリオ」が有名。アドリア海を見渡す斜面に80haほどの畑を所有している。

現在は、エンリコとパスクゥアーレ兄弟がオーナーを務めている。1990年からは自社で瓶詰めを行っており、コストパフォーマンスの優れたワインの生産者として知られている。

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ビフェルノの代表的なワイン

ビフェルノ・ロッソ・リゼルヴァ
ボルゴ ディ コロレド ジロニア ビフェルノ ロッソ
ラミテッロ ロッソ
ビフェルノ・ビアンコ カミッロ・デ・レッリス
ビフェルノ・ビアンコ コロレド
ボルゴ ディ コロレド  ジロニア ビフェルノ ビアンコ
ケリー ビフェルノ ビアンコ

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