アパルタのブドウ畑と丘陵に溶け込む円筒形の木造ワイナリー
ワイナリー

ラポストール

ラポストール(Lapostolle)は、チリ・コルチャグア・ヴァレー、アパルタ・ヴァレーを代表する造り手のひとつです。名前は聞いたことがあっても、どんな土地で、どのような考え方のもとにワインを造っているのかまでは意外と整理しにくいものです。

この記事では、ラポストールの特徴、ワインづくり、代表的なワイン、歴史を分かりやすく紹介します。造り手の背景を知っておくと、ラベルだけでは見えにくい味わいの方向性や価格の理由も理解しやすくなります。

アパルタのブドウ畑と丘陵に溶け込む円筒形の木造ワイナリー
クロ・アパルタ公式の建築とアパルタの景観を参考に、畑の小道から望む構図へ変えて制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)

ラポストールとは

産地とスタイル

ラポストールは、チリ・コルチャグア・ヴァレー、アパルタ・ヴァレーの風土と深く結びついたワイナリーです。産地の気候、土壌、品種の個性を生かしながら、その地域らしさが伝わるワインを生み出しています。

アパルタの古いブドウ樹から黒ブドウの房を手摘みする作業者の手元
クロ・アパルタ公式の古樹畑を参考に、カルメネールの収穫を手元から捉える構図へ変えて制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)

評価される理由

フランスで1827年から高級酒を手がけてきたブールネ・ラポストール家が、チリのテロワールとフランスの知見を結びつけるため1994年に設立したワイナリーです。コルチャグア・ヴァレーのアパルタを中心に、産地の個性を精密に映すプレミアムワインを造り、サステナビリティと革新にも力を注いでいます。なかでもクロ・アパルタは、古樹のカルメネールを核にした象徴的な赤ワインです。

ワインづくりのこだわり

アパルタの畑は海岸山脈に囲まれた馬蹄形の斜面にあり、排水性、日照、太平洋の影響が生む独自の微気候を備えます。クロ・アパルタでは1915~1920年に植えられた自根の古樹を含む区画を生物多様性に配慮して栽培し、ブドウを手作業で選別。斜面に埋め込まれた7層の専用ワイナリーでは重力を生かして果実とワインへの負荷を抑え、区画と品種の表情を保ちながら発酵、熟成、ブレンドを進めます。

円形のコンクリート構造に木製発酵槽とワイン樽が並ぶ重力式セラー
クロ・アパルタ公式の7層式セラーを参考に、作業通路から木桶と樽を見渡す構図へ変えて制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)

代表的なワイン

Clos Apalta

ラポストールを象徴する赤ワイン。アパルタの古樹カルメネールを軸に、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルドなどをヴィンテージに応じて組み合わせ、熟した黒系果実、スパイス、きめ細かなタンニン、長い余韻を備えます。

Le Petit Clos

クロ・アパルタの畑と専用ワイナリーから生まれるセカンドワイン。カルメネールを中心とするアパルタらしい濃密な果実とハーブ、スパイスの表情を、比較的若いうちから親しみやすいバランスで楽しめます。

Cuvée Alexandre Cabernet Sauvignon

ラポストールのプレミアムレンジを代表するカベルネ・ソーヴィニヨン。カシスやブラックチェリーを思わせる果実、ハーブ、樽由来の穏やかな香ばしさを重ね、肉料理にも合わせやすい骨格を持ちます。

Lapostolle Le Rosé

チリの果実の明るさと爽やかな酸を生かした辛口ロゼ。軽やかな前菜、魚介、野菜料理に合わせやすく、赤ワインとは異なるラポストールの幅広さを知る入口になります。

深い色合いの赤ワインとグリルした牛肉、ローストした赤ピーマンの食卓
クロ・アパルタの力強い赤ワインを楽しむ場面として、牛肉とロースト野菜の食卓を制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)

ワイナリーの歴史

ラポストール家の酒造りは、ジャン=バティスト・ラポストールが1827年にフランスで果実リキュールの蒸留所を開いたことに始まります。1994年、アレクサンドラ・マルニエ・ラポストールと夫シリル・ド・ブールネがチリを訪れ、アパルタ・ヴァレーの可能性に着目してラポストールを設立しました。クロ・アパルタは1997年に誕生し、現在は家族の第7世代シャルル・ド・ブールネが事業を率いています。

ラポストールを写真で見る

アパルタの畑を窓越しに眺めながら赤ワインを味わうテイスティングカウンター
ラポストールとクロ・アパルタ公式の訪問体験を参考に、畑を望むカウンターでの試飲として制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)
1990年代のアパルタで地図と土壌を確認しながら畑の斜面を指す二人の手元
ラポストール公式の1994年創業史を参考に、アパルタの畑を調査する場面として再構成したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)
黄と赤に色づいたラポストールのブドウ畑に長い畝が続く風景
秋色に染まったラポストールのブドウ畑(画像: Sergio Olivier / CC BY-SA 2.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0

ラポストールのおすすめワイン

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ラポストールの味わいを知るなら、まずは代表的な銘柄から選ぶのがおすすめです。

Lapostolle Clos Apalta 2019 750ml Chilean Red Wine

ラポストールらしさを感じやすい1本として、ヴィンテージや販売者、配送条件を確認しながら選びたい候補です。

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まとめ

ラポストールは、チリのワインを知るうえで押さえておきたい造り手です。産地の個性、歴史、代表的なワインを知っておくと、ボトルを選ぶときの判断材料が増えます。まずは代表的なキュヴェのスタイルを確認し、料理や熟成感の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

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この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

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