ブドウの葉と列の向こうに乾いた丘を配した畑のイメージ
ワイナリー

フェルトン・ロード

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フェルトン・ロード(Felton Road)は、ニュージーランド・南島セントラル・オタゴ、バノックバーンを代表する造り手のひとつです。名前は聞いたことがあっても、どんな土地で、どのような考え方のもとにワインを造っているのかまでは意外と整理しにくいものです。

この記事では、フェルトン・ロードの特徴、ワインづくり、代表的なワイン、歴史を分かりやすく紹介します。造り手の背景を知っておくと、ラベルだけでは見えにくい味わいの方向性や価格の理由も理解しやすくなります。

ブドウの葉と列の向こうに乾いた丘を配した畑のイメージ
ジ・エルムズの公式写真を参考に、畑と乾いた丘の風景を構図を変えて描いた編集部制作イメージ。現地の実写ではありません(画像: Wine Bazaar編集部)

フェルトン・ロードとは

産地とスタイル

フェルトン・ロードは、ニュージーランド・南島セントラル・オタゴ、バノックバーンの風土と深く結びついたワイナリーです。産地の気候、土壌、品種の個性を生かしながら、その地域らしさが伝わるワインを生み出しています。

乾いた丘の手前に緑のブドウの列が続くセントラル・オタゴの風景
フェルトン・ロード近くのセントラル・オタゴのブドウ畑。撮影資料では同社所有の区画とは特定されていません(画像: Karinl / CC BY-SA 4.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

評価される理由

フェルトン・ロードの名前を覚えたら、次はラベルの畑名に注目してみてください。拠点はニュージーランド南島、セントラル・オタゴのバノックバーン。ピノ・ノワールを中心に、シャルドネとリースリングも造っています。同じ生産者のピノでも、バノックバーン、カルヴァート、ブロック3など、ラベルに異なる名前が並びます。銘柄を確かめながら選ぶことが、この造り手を知る入り口になります。掲載した風景の実写は周辺地域の様子を伝えるもので、同社の区画と確認できない写真にはその旨を添えました。畑と樽庫のイメージも現地取材の写真とは区別しています。

ワインづくりのこだわり

公式醸造資料では、三層の建物の高低差を使って果実やワインを移し、強いポンプ操作を避ける仕組みを紹介しています。ピノ・ノワールは一部に房を残し、小型の開放槽で野生酵母によって発酵。樽で熟成させ、清澄と濾過をせずに瓶詰めします。樽熟成の長さは銘柄によって異なり、同資料ではバノックバーンなどが13〜14か月、カルヴァートとブロック5が16〜17か月とされています。特定の収穫年の商品仕様を示す数字ではないため、購入する年の資料も確かめたいところです。2001年以降は全銘柄にスクリューキャップを採用しています。

アーチ状の天井の下にオーク樽が並ぶ熟成庫のイメージ
公式醸造資料の樽庫写真を参考に再構成した編集部制作イメージ。実際の設備配置を記録した写真ではありません(画像: Wine Bazaar編集部)

代表的なワイン

Pinot Noir(ピノ・ノワール/今回のAmazon掲載商品)

今回確認したのは赤ワイン750mlの単品です。商品ページはバノックバーンの産地特性を表現するスタイルと説明しています。販売者はヴィンテージ指定不可としているため、写真に写る年や過去の試飲評価を、届く瓶に当てはめないようにしてください。この記事の集合写真にある2011年の瓶も参考資料です。容量と銘柄、販売条件を確認して選びましょう。

Chardonnay(シャルドネ)

白ではシャルドネも造っています。公式資料では房ごと搾り、樽で発酵・熟成させる方法を紹介。ブロック2とブロック6には新樽を使わず、使用済みの樽で仕込みます。赤と白で樽の使い方を比べると、同じ造り手の考え方が見えてきます。

Dry Riesling / Riesling Bannockburn(リースリング)

リースリングは辛口から甘みを残すものまで複数あります。公式資料でもドライ・リースリングとバノックバーンを区別しているので、品種名だけで辛口と判断せず、銘柄名を確認してください。今回のAmazonリンクはリースリングではなくピノ・ノワールです。

ニュージーランドのワイン8本が並び、左から5本目にフェルトン・ロードの瓶
ニュージーランド各地のワイン。左から5本目がフェルトン・ロードのバノックバーン・ピノ・ノワール2011。今回の販売商品の収穫年を示す写真ではありません(画像: Jonathanischoice / CC BY-SA 4.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

ワイナリーの歴史

業界団体New Zealand Winegrowersが2020年に紹介した歩みによると、創業者スチュアート・エルムズは栽培と醸造を学び直し、バノックバーンの土地を選びました。ブレア・ウォルターが初めて正式なフェルトン・ロードのピノ・ノワールを手がけたのは1997年です。ナイジェル・グリーニングは1999年にコーニッシュ・ポイントの土地を購入し、翌2000年にはフェルトン・ロードを引き継ぎました。2020年の記事で語っているのは、生産量を増やし続けるのではなく、決めた規模で品質と環境への配慮を守る方針です。当時の畑面積や輸出比率は、現在の数字としては扱っていません。

フェルトン・ロードを写真で見る

黄色く色づいた畑と遠くの山にかかる雲
バノックバーン周辺の畑と山並み。地域の風景を紹介する写真で、フェルトン・ロードの畑と断定するものではありません(画像: AnnWoolliams / CC BY-SA 4.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0
削られた台地と遠方の山々が見えるバノックバーンの採金跡
バノックバーンの採金跡の地形。ワイナリーの建物ではなく、周辺地域を知るための風景です(画像: Tippet / CC0) Wikimedia Commons / CC0

フェルトン・ロードのおすすめワイン

この記事にはAmazonアソシエイトリンクが含まれます。

フェルトン・ロードの味わいを知るなら、まずは代表的な銘柄から選ぶのがおすすめです。

フェルトン・ロード ピノ・ノワール 赤 750ml(ヴィンテージ指定不可)

フェルトン・ロードらしさを感じやすい1本として、ヴィンテージや販売者、配送条件を確認しながら選びたい候補です。

フェルトン・ロード ピノ・ノワール 赤 750ml(ヴィンテージ指定不可)をAmazonで見る

まとめ

フェルトン・ロードは、ニュージーランドのワインを知るうえで押さえておきたい造り手です。産地の個性、歴史、代表的なワインを知っておくと、ボトルを選ぶときの判断材料が増えます。まずは代表的なキュヴェのスタイルを確認し、料理や熟成感の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

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編集情報

この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

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