特徴・ポイント
1760年創業のリーコックス(LEACOCK’S)はポルトガルのマデイラワインのつくり手として知られ、マデイラ島から海外へ輸出されるワインの多くを扱うザ・マデイラ・ワイン・カンパニーの主力ブランドの一つだ。
ワインづくりのこだわり
マデイラの長く続く伝統的な製法を守り、世界中で愛飲されるマデイラワインの生産に力を入れている。
代表的なワイン
リーコックス レインウォーター・ミディアム・ドライ
柔らかでしっかりとした果実味とアーモンドなどのナッツを思わせる風味が調和している、エレガントで味わい深いワインだ。
リーコックス セイント・ジョン・フル・リッチ
なめらかな舌触りとドライフルーツを思わせる香りが特徴。酸味が適度で料理酒としても使い勝手のよいワインだ。
ワイナリーの歴史
リーコックスの歴史は古く、その起源は18世紀にさかのぼる。1741年にイギリスからマデイラ島へ渡ったジョン・リーコック氏は、弱冠15歳でマデイラ最年少のワイン商人見習いとなった。その後、旧友のジョン・ペーシェント氏にワイン会社設立を提案され、1760年にリーコックスを創業した。
ワイン産業が厳しい時代を迎えていた1925年、リーコックスは同じくマデイラでワイン生産をしていたブランディーズらと共に、マデイラワイン協会、現在のザ・マデイラ・ワイン・カンパニーに加入した。
現在、リーコックスのワインはアメリカ、イギリス、スカンジナビア諸国などで愛されるブランドとしての地位を確立。ザ・マデイラ・ワイン・カンパニーの主力ブランドとして、リーコックスは国際的に高い評価を受けるマデイラワインを生産し続けている。