ラ・リオハ, ワイナリー

マルケス・デ・リスカル

   

特徴・ポイント

スペイン・リオハで最も歴史のあるワイナリーのひとつで、スペイン国王の晩餐会で提供される王室御用達ワインとしても有名だ。1929年バルセロナ国際展示会でグランプリ受賞、2013年には『ワイン・エンスージアスト誌』の「ワインスターアワード」において、「ヨーロピアン・ワイナリーオブ・ザ・イヤー」を受賞した。

Bodega Marques de Riscal 3

ワインづくりのこだわり

リオハワインの特徴であるオーク樽による長期熟成を守っている。さらに高水準な品質を保つため、ぶどうの選定はすべて手作業で行っている。

代表的なワイン

マルケス・デ・リスカル ティント レセルバ

年間生産本数400万本とされる、マルケス・デ・リスカルの定番赤ワイン。DOCaリオハ レセルバの規定年数以上の長期熟成で、樽本来のバニラの香りと熟成によるタンニンのバランスが素晴らしい。

Marques de Riscal

マルケス・デ・リスカル ティント グラン・レセルバ

樽熟成2年、瓶熟成3年が規則とされるDOCaリオハ グラン・レセルバに対し、樽熟成2年半、瓶熟成6年半以上の長期熟成を行う。テンプラリーニョ主体の特徴的なスパイスとトリュフの熟成香が心地よく香る、しっかりとした赤ワインだ。

マルケス・デ・リスカル ブランコ

リオハ白ワインの銘醸地ルエダで造られる白ワイン。スペインの代表的品種であるベルデホ主体のフレッシュでフルーティーな味わいと、樽由来のスモーキーな香りの余韻が感じられる。

ワイナリーの歴史

1858年にリスカル伯爵が設立したマルケス・デ・リスカル(Marques de Riscal)は、リオハワインを高級ワインとして確立させたスペインワインの先駆的存在だ。

当時いち早くボルドーへ留学したリスカル伯爵が、リオハの伝統的なワイン製造方法をフランススタイルのものに改めさせた。そして1868年にフランス人技術者を呼び寄せたのち、その品質の高さが世界で認められるようになり、以来、数々の栄誉ある賞を受賞してきている。
1998年から、ボルドーワインで有名なシャトー・マルゴーの醸造責任者ポール・ポンタリエ氏を迎え、リスカル社の赤ワインは更に高水準なリオハワインのステイタスを維持している。

Marques de Riscal II

また、リスカル所有の150年の歴史あるワインセラーを中心とし、建築界の鬼才フランク・ゲーリーが設計したワイナリーホテルも話題になっている。

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