モンデハール

モンデハールワインの特徴とは

   

モンデハールの気候・風土

モンデハールはカスティーリャ・ラ・マンチャ州のDO(原産地呼称)。マドリッドの東、グアダラハラ県にある同名の町を中心とする。ヴィノ・デ・マドリッドDOと西で接する。

土壌の性質は、大きく2つに分けられる。モンデハールの町に近い南東部では石灰質を豊富に含んだ粘土質土壌、一方北西部ではマール(泥灰岩)に覆われた砂質土壌となる。

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ぶどう畑の標高は800m近い高地にある。年間降雨量は500mm程度。モンデハールDOはイベリア半島の中央付近に位置するにも関わらず、地中海からの海風の影響を強く受ける。

気候区分としては地中海性気候に属する。夏季の最高気温は40度に達することもある一方、冬季には氷点下となり、霜がぶどう栽培にとって脅威となる。

こうした厳しい環境と大きな日較差が、モンデハールのぶどうに強い味と、凝縮された濃厚な味わいを与える。

モンデハールのワインの特徴

テンプラニーリョ種やカベルネ・ソーヴィニヨン種による赤ワイン、マカベウ種やマルバル種による甘口の白ワインがつくられる。なお、テンプラニーリョ種はこの地域ではセンシベルというシノニム(別名)で呼ばれる。フレッシュながら、濃厚な味わいをもつワインとなる。

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?Tempranillo vine with grape clusters? por Fabio IngrossoFlickr: Azienda Agricola Beconcini Pietro, il tempranillo della Toscana. Disponible bajo la licencia CC BY 2.0 v?a Wikimedia Commons.

カベルネ・ソーヴィニヨン種を原料とした、オーク樽で熟成されるスタイルのワインも近年発展しつつある。ぶどう品種を名乗る場合は混醸ではなく、単一品種で作る必要がある。なお、近年のキーヴィンテージは2000と2003となる。

エピソード

モンデハールはマドリッドから地中海沿いのヴァレンシアに至る要衝に位置し、DO認定以前から何世紀にもわたってワインをつくっていた。1997年、VDT(ヴィノ・デ・ラ・ティエラ。イタリアにおけるIGTワインのような地方ワインのこと)から独立する形でDO昇格となった。

スペインワインは近年法整備が進んでおり、これに伴いアルランサアリーベスなど、DOへ昇格する生産地の数も多い。また、2009年にはプリオラートDOがDOCa(DOよりさらに格上の高品質ワイン)に昇格し話題となった。

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モンデハールの代表的なワイン

(国内に輸入されているワインはないようです

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