カスティージャ・ラ・マンチャ, ワイナリー

フェリックス・ソリス

特徴・ポイント

スペインラ・マンチャ地方南部のワイン産地、バルデペーニャスに所在するフェリックス・ソリス(Felix Solis)。家族経営を守りながら、スペインで最大規模のワイン生産を誇るワイナリーだ。国際的なワインコンクールのひとつである「ベルリン・ワイン・トロフィー」において「ベスト・スペインワイン・プロデューサー賞」を2009年から4年連続受賞するなど、国際的評価も高い。

ワインづくりのこだわり

ぶどうの仕込みから出荷までを一貫して自社で行う。伝統的なスペインワインの製法と革新的な技術を結びつけ、厳しい品質管理体制で常に高い品質のワインを送り出している。

代表的なワイン

ヴィニャ・アルバリ・テンプラニーニョ

「ヴィニャ・アルバリ」は、フェリックス・ソリスが所有する最も古いぶどう畑の名。100%テンプラニーニョ種でつくられており、カシスやスミレ、チェリーを思わせる香りの飲みやすい赤ワインである。イギリスの市場でスペインワインカテゴリーのNo.1ブランド。

フェリックス・ソリス ディエゴ・デ・アルマグロ レセルバ

上質なオーク樽とそれに由来するバニラの香り。重厚な果実味も楽しめる、エレガントな味わいのフルボディ赤ワイン。

フェリックス・ソリス ヴィニャ・アルバリ・サングリア

レモンとオレンジの果実味にシナモンが加わり、すっきりした甘さの赤ワインベースのサングリア。氷を入れて冷やしても楽しめる。白ワインをベースにしたヴィニャ・アルバリ・サングリア・ブランカもある。

ワイナリーの歴史

1952年にフェリックス・ソリス・フェルナンデス氏が、家族と共にワイナリーを創業したのが始まり。

1962年、マドリードのボトリング会社を買収。その後世界へ進出し、1990年代には中国やチェコにオフィスを設立した。2000年代に入り、フェリックス・ソリスの別ブランドとして「パゴス・デル・レイ」が誕生。スペイン中部のカスティーリャ・イ・レオン州の原産地呼称ワイン産地であるリベラ・デル・ドゥエロにパゴス・デル・レイ初のワイナリーをオープンさせた。フェリックス・ソリスはラ・マンチャ地方でワイナリーを購入、自社の設備を拡充した。


その後も、日本アメリカなど世界各国にオフィスを開設。パゴス・デル・レイのワイナリーもスペイン国内に次々に設立していった。

2014年にはスペイン・トーロにあるパゴス・デル・レイのワイナリーに博物館を開設。フェリックス・ソリスは高品質なスペインワインを世界へ広める努力と取り組みを続けている。

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