ブドウ畑と大きな樫の木に囲まれたフランス風の石造りシャトー
ワイナリー

ジョーダン・ヴィンヤード&ワイナリー

ジョーダン・ヴィンヤード&ワイナリー(Jordan Vineyard & Winery)は、アメリカ・カリフォルニア州ソノマ郡アレキサンダー・ヴァレーを代表する造り手のひとつです。名前は聞いたことがあっても、どんな土地で、どのような考え方のもとにワインを造っているのかまでは意外と整理しにくいものです。

この記事では、ジョーダン・ヴィンヤード&ワイナリーの特徴、ワインづくり、代表的なワイン、歴史を分かりやすく紹介します。造り手の背景を知っておくと、ラベルだけでは見えにくい味わいの方向性や価格の理由も理解しやすくなります。

ブドウ畑と大きな樫の木に囲まれたフランス風の石造りシャトー
公式のワイナリー・シャトーを参考に、庭園の小道から見上げる構図へ変えて制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)

ジョーダン・ヴィンヤード&ワイナリーとは

産地とスタイル

ジョーダン・ヴィンヤード&ワイナリーは、アメリカ・カリフォルニア州ソノマ郡アレキサンダー・ヴァレーの風土と深く結びついたワイナリーです。産地の気候、土壌、品種の個性を生かしながら、その地域らしさが伝わるワインを生み出しています。

砂利を含む斜面のカベルネ・ソーヴィニヨン畑を歩く作業者
公式のアレキサンダー・ヴァレーの畑を参考に、斜面を横切る低い視点へ変えて制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)

評価される理由

ソノマ郡アレキサンダー・ヴァレーの丘陵に、フランスのワイン文化と食卓を手本にしたシャトー、ブドウ畑、庭園を構える家族経営のワイナリーです。1970年代からカベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、食と結びついた温かなホスピタリティに焦点を絞り、果実、酸、タンニン、アルコールの調和を重視。豊かさを誇張するのではなく、食事に寄り添う優雅さと長い熟成力を目指すスタイルで知られます。

ワインづくりのこだわり

赤はアレキサンダー・ヴァレーの自社畑と長年協働する栽培農家の区画から、カベルネ・ソーヴィニヨンを中心にメルロー、プティ・ヴェルド、マルベックを選び、区画ごとの発酵と厳しいテイスティングを経てブレンドします。フレンチオークは果実を覆わない樽を試飲で選び、樽熟成後も最終ブレンドを吟味します。白は冷涼なロシアン・リヴァー・ヴァレーのシャルドネを夜間に手摘みし、明るい酸と果実を守りながら、樽とタンク、限定的なマロラクティック発酵を組み合わせて奥行きと鮮度を整えます。

ステンレスタンクから若い赤ワインをグラスへ採取する醸造担当者の手元
公式の醸造工程を参考に、発酵タンクから若い赤ワインを採取する横位置の場面として制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)

代表的なワイン

Jordan Alexander Valley Cabernet Sauvignon

カベルネ・ソーヴィニヨンを軸にボルドー系品種を重ねるワイナリーの中心的な赤。ブラックチェリーやカシスを思わせる果実、きめ細かなタンニン、伸びやかな酸を一つにまとめ、若いうちの親しみやすさと瓶熟成の余地を両立させます。

Jordan Russian River Valley Chardonnay

太平洋からの霧が入る冷涼なロシアン・リヴァー・ヴァレーのシャルドネ。柑橘や白桃、洋梨を思わせる明るい果実に、樽由来の穏やかな厚みとミネラル感、鮮やかな酸を重ね、バター香を前面に出さない食中向きのスタイルです。

Jordan Cabernet Sauvignon 2021

公式ヴィンテージ資料では、自社畑と17の栽培農家にまたがる55区画を基礎に選抜した年。乾燥した生育期が小粒で風味の濃い果実をもたらし、濃密さを備えながらも、ジョーダンらしい酸と節度あるアルコールの均衡を保ちます。

Jordan Chardonnay 2023

公式資料で21の畑区画をブレンドしたロシアン・リヴァー・ヴァレーの年。柑橘の明るさ、石果のふくらみ、口中を引き締める酸が調和し、アペリティフから魚介、鶏料理まで幅広い食卓に合わせやすい一本です。

畑を望む食卓に置かれた無地ラベルの赤白ワインと野菜料理
公式のカベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、食卓の考え方を参考に、無地ラベルのボトルで構成したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)

ワイナリーの歴史

トムとサリー・ジョーダンが1972年に畑を取得し、ボルドーの格付けシャトーに着想を得たカベルネ・ソーヴィニヨンづくりを始めました。1974年には醸造、厨房、食堂、客室を一つの屋根の下に収める構想を進め、1975年にシャトーを着工。醸造棟は1976年の最初の収穫直前に完成し、1979年にはホスピタリティ棟と初ヴィンテージの発売が揃いました。現在は2代目のジョン・ジョーダンが家族経営を受け継ぎ、畑の再植樹、栽培地の選定、設備と環境保全を継続的に更新しています。

ジョーダン・ヴィンヤード&ワイナリーを写真で見る

朝日の中で黒ブドウの房を手摘みする作業者の手元
公式の収穫工程を参考に、日の出時の手摘みを近くから捉える構図へ変えて制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)
石壁のセラーに整然と並ぶフレンチオークのワイン樽
公式の樽熟成設備を参考に、作業用の通路を斜めに見通す構図へ変えて制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)
窓の外にブドウ畑を望みながら赤と白のワインを料理と味わうテーブル
公式の見学体験を参考に、畑を望む小さなテーブルでのフードペアリングとして制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)
1970年代のフィルム写真を思わせる建設途中のフランス風ワイナリー・シャトー
公式の建設記録を参考に、1975年のシャトー建設を別の視点で再構成したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)

ジョーダン・ヴィンヤード&ワイナリーのおすすめワイン

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ジョーダン・ヴィンヤード&ワイナリーの味わいを知るなら、まずは代表的な銘柄から選ぶのがおすすめです。

Jordan 2019 Alexander Valley Cabernet Sauvignon 750ml

ジョーダン・ヴィンヤード&ワイナリーらしさを感じやすい1本として、ヴィンテージや販売者、配送条件を確認しながら選びたい候補です。

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まとめ

ジョーダン・ヴィンヤード&ワイナリーは、アメリカのワインを知るうえで押さえておきたい造り手です。産地の個性、歴史、代表的なワインを知っておくと、ボトルを選ぶときの判断材料が増えます。まずは代表的なキュヴェのスタイルを確認し、料理や熟成感の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

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編集情報

この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

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