ボルゲリの丘と畑に囲まれたオルネッライアを思わせる建物
ワイナリー

オルネッライア

オルネッライア(Ornellaia)は、イタリア・トスカーナ州ボルゲリを代表する造り手のひとつです。名前は聞いたことがあっても、どんな土地で、どのような考え方のもとにワインを造っているのかまでは意外と整理しにくいものです。

この記事では、オルネッライアの特徴、ワインづくり、代表的なワイン、歴史を分かりやすく紹介します。造り手の背景を知っておくと、ラベルだけでは見えにくい味わいの方向性や価格の理由も理解しやすくなります。

ボルゲリの丘と畑に囲まれたオルネッライアを思わせる建物
公式のエステート景観を参考に、構図を変えて制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)

オルネッライアとは

産地とスタイル

オルネッライアは、イタリア・トスカーナ州ボルゲリの風土と深く結びついたワイナリーです。産地の気候、土壌、品種の個性を生かしながら、その地域らしさが伝わるワインを生み出しています。

オリーブと糸杉に囲まれたボルゲリのブドウ畑を見回る作業者
公式の畑風景を参考に、視点と人物配置を変えて制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)

評価される理由

トスカーナ沿岸のボルゲリに根を下ろし、地中海からの風、太陽、海に由来する複雑な土壌をワインへ映す名門です。畑は多数の小区画に分かれ、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを中心に、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドなどを栽培。凝縮感と力強い骨格だけでなく、海沿いの産地らしい鮮度、きめ細かな質感、長い余韻を重ねるスタイルで知られます。

ワインづくりのこだわり

区画と品種の個性を見極めるため、ブドウは区画ごとに収穫・選果し、別々に醸造してから最終的なブレンドを組み立てます。公式技術資料では、手摘みした果実を選果台で厳しく選び、ステンレスタンクやコンクリート槽で発酵・浸漬を行い、ワインに応じてフレンチオークのバリックで熟成。グラン・ヴァンのオルネッライアでは長い樽熟成と瓶熟成を通して、熟した果実、タンニン、香りの複雑さを一つにまとめます。

ステンレスタンクの開口部で赤ワインの発酵状態を確認する作業者
公式の発酵作業写真を参考に、横位置のサンプリング場面として制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)

代表的なワイン

Ornellaia

ボルゲリDOCスペリオーレのフラッグシップ赤。カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドを中心に、黒い果実、スパイス、タバコを思わせる複雑さと、力強く緻密なタンニン、長い熟成力を備えます。

Le Serre Nuove dell’Ornellaia

同じ畑、品種、哲学から生まれるボルゲリDOCロッソのセカンド・ヴァン。若いうちの豊かな果実味としなやかさを備えながら、熟成によって深まる構成力も持ち、フラッグシップの世界観を別の角度から伝えます。

Le Volte dell’Ornellaia

オルネッライアの世界への入口として位置づけられるトスカーナIGTロッソ。熟したベリーを思わせる果実味、シルキーなタンニン、伸びやかな鮮度を備え、食卓で親しみやすいバランスに仕上げられています。

Ornellaia Bianco

ボルゲリの太陽と海を白ワインとして表現するボルゲリDOCビアンコ。熟した果実や花、トーストを思わせる複雑さに、張りのある酸と塩味を思わせる余韻を重ねた、豊かさと緊張感を併せ持つ一本です。

テーブルに立つオルネッライアの赤ワインボトル
ボルゲリを代表するフラッグシップ、オルネッライアのボトル(画像: Londenp / CC BY-SA 2.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0

ワイナリーの歴史

オルネッライアは1981年に設立され、ボルゲリの土地が持つ可能性を追求して歩み始めました。フラッグシップのオルネッライアは1985年に誕生し、その後、イタリア初のセカンド・ヴァンとしてレ・セッレ・ヌオーヴェ・デル・オルネッライアを送り出しました。現在はフレスコバルディ家が所有し、歴史的アーカイブや、各ヴィンテージを現代美術で表現するヴェンデンミア・ダルティスタなどを通じて、ワイン、土地、芸術を結びつけています。

オルネッライアを写真で見る

地中海風の庭園に溶け込むオルネッライアを思わせる現代的な見学施設
公式の見学施設を参考に、庭園側からの構図へ変えて制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)
ボルゲリの乾いた土壌で黒ブドウを実らせる古いブドウ樹
公式の古樹写真を参考に、横位置の畑風景として制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)
ボルゲリの畑を窓越しに眺めながら赤ワインを比較するテイスティング
公式のテイスティング写真を参考に、畑を望むテーブルの場面として制作したWine Bazaar編集部のイメージ(画像: Wine Bazaar編集部)
夏空の下に広がるボルゲリDOCのブドウ畑
海と丘の影響を受けるボルゲリDOCのブドウ畑(画像: David Lienhard / CC BY-SA 3.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0
ボルゲリへ向かって真っ直ぐ続く背の高い糸杉の並木道
海岸道路からボルゲリの村へ続く、象徴的な糸杉の並木道(画像: Repuli / CC BY-SA 4.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

オルネッライアのおすすめワイン

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オルネッライアの味わいを知るなら、まずは代表的な銘柄から選ぶのがおすすめです。

Le Volte 2019 Tenuta dell’Ornellaia 750ml

オルネッライアらしさを感じやすい1本として、ヴィンテージや販売者、配送条件を確認しながら選びたい候補です。

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まとめ

オルネッライアは、イタリアのワインを知るうえで押さえておきたい造り手です。産地の個性、歴史、代表的なワインを知っておくと、ボトルを選ぶときの判断材料が増えます。まずは代表的なキュヴェのスタイルを確認し、料理や熟成感の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

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この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

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