シャトー・ドーザック
シャトー・ドーザック(Château Dauzac)は、フランス・ボルドー地方マルゴーを代表する造り手のひとつです。名前は聞いたことがあっても、どんな土地で、どのような考え方のもとにワインを造っているのかまでは意外と整理しにくいものです。
この記事では、シャトー・ドーザックの特徴、ワインづくり、代表的なワイン、歴史を分かりやすく紹介します。造り手の背景を知っておくと、ラベルだけでは見えにくい味わいの方向性や価格の理由も理解しやすくなります。

シャトー・ドーザックとは
産地とスタイル
シャトー・ドーザックは、フランス・ボルドー地方マルゴーの風土と深く結びついたワイナリーです。産地の気候、土壌、品種の個性を生かしながら、その地域らしさが伝わるワインを生み出しています。

評価される理由
シャトー・ドーザックは、1855年格付けのマルゴーのグラン・クリュ・クラッセです。ジロンド川河口から約350メートルの場所に、マルゴー45ヘクタールとオー・メドック4ヘクタールを合わせた一続きの49ヘクタールの畑を持ち、その周囲を120ヘクタールの草地と森が囲みます。深い砂利の丘と粘土質を含む砂礫の下層土を細かく読み、区画ごとに品種と台木、作業を合わせるのが特徴です。所有地の植栽はカベルネ・ソーヴィニヨン69%、メルロー29%、プティ・ヴェルド2%。カベルネの複雑さ、優雅さ、ミネラル感に、メルローの丸みと絹のような質感を重ね、果実、花、スパイス、きめ細かなタンニンを長い熟成力へつなげます。
ワインづくりのこだわり
収穫は小箱を使った手摘みで、除梗の前後に選果します。果実を傷めないよう重力で発酵室へ運び、区画ごとに温度管理した木槽で発酵。2014年にセガン・モローと開発した二本の透明な板を持つ木槽では、果帽と果汁の動きを目で確かめながら、ワインをポンプで移動させない穏やかな抽出を進めます。グラン・ヴァンはフレンチオーク樽で14〜16か月熟成し、新樽比率は65〜70%が目安です。2017年には清澄に植物性たんぱく質を用いる全生産ヴィーガン対応を実現。約20の巣箱、羊などが暮らす公園、森と池を含む生態系も、単なる景観ではなく畑の健全性を支える醸造環境として管理しています。

代表的なワイン
Château Dauzac
深い砂利の主要区画42ヘクタールから造るマルゴーのグラン・ヴァンです。カベルネ・ソーヴィニヨンを軸に、黒や赤の果実、花、スパイス、ミネラル感を、丸く絹のようなメルローと緻密なタンニンがまとめます。木槽で区画別に発酵し、フレンチオークで15か月熟成する長期熟成型。Amazonでは2021年750mlのASIN付き商品ページを確認し、『在庫あり』の表示と、カート・今すぐ買うの購入導線がありました。
Aurore de Dauzac
所有地の東端、朝日が昇る側にある55アールの単一区画から生まれる赤ワインです。1670年の記録にも『朝日の畑』として残り、細かく砂質の砂利丘で育つ果実を区画選抜。木槽とステンレスタンクで発酵し、フレンチオークで12か月熟成します。グラン・ヴァンより若いうちから、赤い果実、花、丸いアタック、シルキーなタンニンを楽しみやすい表現です。
Franc de Pied
フィロキセラ以前の味わいへ近づくため、マサル・セレクションで選んだカベルネ・ソーヴィニヨンを台木なしで植えた55アールの区画です。細かな砂利丘の果実を手摘みし、アンフォラに近いドリアで発酵、15〜18か月熟成。2021年が最初の収穫で、カベルネ100%の黒系果実、花、メントール、スパイス、長いミネラル感を、樽香を加えずに示します。

ワイナリーの歴史
この地で最も古く知られる所有者は、1190年にリチャード獅子心王から土地を受けたペトリュス・ドーザックです。1545年にはサント・クロワ修道院の記録に、畑を持つ農園『ブルデュー』として現れます。1855年にマルゴー第5級へ格付けされ、1884年にはアレクシ・ミヤルデと支配人エルネスト・ダヴィッドが、べと病から世界の畑を救ったボルドー液をここで開発しました。1924年に象徴的な黄色いラベルが導入され、1939年には発酵槽へ氷を入れる発想から温度管理の先駆けとなります。1989年にMAIFが取得し、2004年に重力式セラーを建設。2017年には自根のカベルネ・ソーヴィニヨンを植え、2020年にルロー家の家族所有へ復帰しました。2021年にはマサル・セレクションによる『フラン・ド・ピエ』の最初の収穫を迎えています。
シャトー・ドーザックを写真で見る








シャトー・ドーザックのおすすめワイン
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シャトー・ドーザックの味わいを知るなら、まずは代表的な銘柄から選ぶのがおすすめです。
シャトー・ドーザック 2021 750ml マルゴー第5級
シャトー・ドーザックらしさを感じやすい1本として、ヴィンテージや販売者、配送条件を確認しながら選びたい候補です。
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まとめ
シャトー・ドーザックは、フランスのワインを知るうえで押さえておきたい造り手です。産地の個性、歴史、代表的なワインを知っておくと、ボトルを選ぶときの判断材料が増えます。まずは代表的なキュヴェのスタイルを確認し、料理や熟成感の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
参考情報
- Château Dauzac official press dossier
- Union des Grands Crus de Bordeaux Château Dauzac profile
- Bordeaux wine council Château Dauzac profile
- Amazon.co.jp 商品ページ: シャトー・ドーザック 2021 750ml マルゴー第5級
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この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。
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