本州の中西部に位置する近畿地方は、一般的に大阪府・京都府・兵庫県・三重県・滋賀県・和歌山県を擁し、関東地方に次ぐ日本第2の都市圏を形成している。また地域によって太平洋側気候、日本海側気候、瀬戸内海式気候の大きく3つの気候に分かれる。食事、生活習慣、芸能など、関東とは異なる文化圏である。

兵庫県は南北に長く、近畿地方で一番大きな面積を誇る。県の中央には中国山地があり、ここは交通の難所となっている。また、南部の瀬戸内海沿岸は日本有数の工業地帯だ。県庁所在地の神戸市は多くの人口を擁し、関西でも代表的な高級住宅街があることでも有名だ。高気圧に覆われる夏季は、猛暑日となることが多く、冬場の降雪は少ない。

神戸市は新たな地場産業としてのワイン作りを振興しており、神戸市内にワイン醸造に特化した農業公園の「神戸ワイン城」を所有している。神戸ワイン城は運営費用の半分を神戸市が負担し、また単なる観光ワインにとどまらない高いクオリティのワインを作り出している。

一方、丹羽市には丹羽青垣ワイナリーという小さな醸造所があり、地元で栽培されるりんご、山桜、桃、かりん、キウイ、ゆずなどを使用した個性的なワインを作っている。

【兵庫県の主な生産地】
<神戸市>
神戸市内のワイナリーは、神戸市西区にある農業公園「神戸ワイン城」のみだ。神戸ワイン城はぶどう栽培・ワイン醸造・販売を一括して行っており、年間30万人もの観光客が訪れる一大観光スポットとなっている。
ここで生産されるワインに使用するぶどうは、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネなどヨーロッパ品種が多く、神戸ワイン城の所有する農園および契約農家で栽培されたものだ。
年間40万本のワインを生産し、中にはワインコンクールで入賞やモンドセレクションを受賞したものもある。