サンタ・マリア・バレー

サンタ・マリア・バレーワインの特徴とは

   

サンタ・マリア・バレーの気候・風土

サンタ・マリア・バレーは、セントラルコースト地方の都市サンルイスオビスポより北、サンタルシア山脈から太平洋へ東西に伸びている谷にあるワイン生産地。

冷涼な地中海性気候で、太平洋からの微風で雲が払われるため日照時間は多い。霧が発生することも多く、午前中は霧風によって寒く、午後2時過ぎ頃から日が沈むまで、4時間だけ日が差す。

Santa Maria Valley

年間を通じて平均最高気温が20℃。夏は過ごしやすく、冬も最低気温が氷点下を下ることはあまりない比較的温暖な地域。一方で、1日の気温の較差は15℃前後あり寒暖の差が激しい。
雨は夏に月間1~8㎜降る程度と乾燥しており、冬は月間30~80㎜の降水量がある。土質は、地表を砂が覆い、深い層はローム質になっている。

サンタ・マリア・バレーのワインの特徴

赤ワインは色が濃く、新鮮な果実の味が強く出る。タンニンも豊富で味も強い。スパイスの効いた複雑な熟成感が特徴で、芳香は繊細、心地よい余韻を長く楽しめる。

2005 Cambria Pinot Noir

白ワインは、果実の芳香が豊かで酸味が強い。

赤ワイン、白ワインともに、フルボディの辛口が多く生産されているが、深い味わいがあり口当たりはスムーズな魅力的なワインが多い。さっぱりとした肉料理やフルーツなどと相性が良い。

エピソード

数千年前から住み続けている、ネイティブアメリカンのチュマシュ族の母国がサンタ・マリア・バレーだった。チュマシュ族は、オークの木が立ち並ぶ丘陵斜面と、サンタ・マリア川の沿岸、海浜にその家を建てて暮らしていた。海釣りには、トモルと呼ばれる木製ボートを使っていたという。

サンタ・マリアは、開拓され地図が初めて作成された時は、グランジャービルと呼ばれ、その後、セントラルシティに名前が変わった。サンタ・マリア宛の手紙が、間違ってコロラド州セントラルシティに送られることがあったため、1885年2月18日にサンタ・マリアに変更された。

Au Bon Climat open house

サンタ・マリア・バレーの代表的なワイン

・ディアバーグ・ヴィンヤード ピノ・ノワール サンタ・マリア・バレー
・ディアバーグ・ヴィンヤード シャルドネ サンタ・マリア・バレー 
・オー・ボン・クリマ ピノノワール ノックス・アレキサンダー
・アイ・オー サンタ・マリア・バレー  アッパー・ベンチ シラー
・ベル・グロス ピノ・ノワール クラーク&テレフォン・ヴィンヤード  サンタ・マリア・バレー

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