マクドウェル・バレー

マクドウェル・バレーワインの特徴とは

   

マクドウェル・バレーの気候・風土

マクドウェル・バレーは、アメリカ西海岸・カリフォルニア北部にあるAVA。メンドシーノ郡ホプランドの町から東に5km、マヤカマス山脈の裾野に位置する。さらに東にはクリア湖がある。
南へ向けてロシアン川が流れており、川下は名醸地ソノマ・バレーロシアン・リバー・バレーAVAへと至る。

土壌は水はけのよい砂質ローム層。気候は地中海性気候に属し、年中通して温暖。しかし付近のAVAに比べやや標高が高く(海抜300m程度)、またロシアン川の影響を受けるため、やや冷涼な気候となる。

栽培されるぶどうは黒ぶどうのシラー種、グルナッシュ種、ヴィニョール種など。フランス南部、ローヌ地方と同じ種類のぶどうが栽培される。

マクドウェル・バレーのワインの特徴

シラー種やグルナッシュ種による赤ワインがメイン。シラー種によるものは、果実味あふれる重厚なワインとなる。

かつてはホプランドにおいてマクドウェル・バレー・ワインヤードが活動していた。マクドウェル・バレー・ワインヤードはビル・クロフォードによって1970年に創設され、マクドウェル・バレーの200haにも及ぶぶどう畑を管理していた。しかし、彼らのフェイスブックページのコメントによると、2015年現在、ワイン製造は行われていないとのこと。

現在は、ドンキー・アンド・ゴートやベッドロックなど、他のAVAに本拠地を置くワイナリーによるワイン製造が行われている。かつては日本国内に輸入されていたヴィンテージもあったが、近年はあまり見かけないようだ。

エピソード

マクドウェル・バレーはカリフォルニアにおいて、最も古くからシラー種による赤ワインをつくっていた地域のひとつとされる。

カリフォルニアには、ローヌ地方南部と共通点のみられる生産地が多い。砂質ローム層の土壌、日較差の大きい気候などが例として挙げられる。

マクドウェル・バレーの代表的なワイン

シラー・ヴィエイユ・ヴィーニュ・マクドウェル・バレー / ドンキー・アンド・ゴート
Grenache, McDowell Valley / Bedrock Wine Co. Gibson Ranch

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