ロックパイル

ロックパイルワインの特徴とは

   

ロックパイルの気候・風土

ロックパイルは、アメリカ・カリフォルニア州のAVAの1つで、世界屈指のワイン産地として知られるソノマ郡にある。
ソノマ郡の、より広大な栽培地ドライ・クリーク・バレーAVAのサブアペラシオン(小区画)にあたり、ソノマ湖のすぐ北に位置している。

Winter in Sonoma Country

標高はおよそ250~650mの範囲とされているが、ぶどう畑のほとんどは標高300m以上の高地にある。畑の表土は赤茶色をしたロームや粘土質ロームの土壌で、砂岩や頁岩を含み水はけが良い。

日中の気温は穏やかだが、ソノマ湖が逆転層をつくり霧を水面に吸い込むことから、霧による影響は制限される。
南東や北東向き斜面の畑では十分な日照を得られる。また湿気がなく乾燥しているため、低収量で粒が小さく香り高いぶどうを栽培することができる。

ロックパイルのワインの特徴

ロックパイルでもっとも栽培されているぶどうはジンファンデル種。同地でつくられるワインのおよそ75%が、ジンファンデル種のセパージュワイン(ラベルに品種名が記載されたワイン)となっている。

他には、カベルネ・ソーヴィニヨン種、プティ・シラー種、メルロー種、シラー種、マルベック種などが栽培され、ワインコンペティションで数々の賞を受ける優れたワインを生み出している。

Piled

エピソード

ロックパイルは、2002年4月にAVA認定された、比較的新しく小規模な地区。ソノマ郡では12番目となる。

AVAのエリアとされる6232haのうち、ぶどう畑があるのは64ha程度。ぶどうの栽培面積において、アメリカも最も小さいAVAの1つとされている。
また領域内にはワイナリーがないが、同じ畑で収穫されたぶどうから、様々なワイナリーで特徴の異なるワインがつくられている。

ロックパイルの代表的なワイン

ジンファンデル マドロン スプリング ヴィンヤード/ビーキーパー
ジンファンデル ブラック シアース ヴィンヤード/ビーキーパー
ロックパイル ジンファンデル ジャックス キャビン ヴィンヤード/マーリットソン ワインズ
ロックパイル ジンファンデル ロックパイル リッジ ヴィンヤード/マーリットソン ワインズ
ロックパイル マルベック/マーリットソン ワインズ
ロックパイル カベルネ・ソーヴィニヨン/マーリットソン ワインズ
ロックパイル ジンファンデル/ブランハム エステート ワイン
ロックパイル プティ・シラー/ブランハム エステート ワイン

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で