ラットンブリー

ラットンブリーワインの特徴とは

   

ラットンブリーの気候・風土

ラットンブリーは南オーストラリア州、ライムストーン・コースト地方のワイン産地だ。クナワラパッドサウェーの中間に位置する。栽培期、十分な日照量を確保しながら夜間は涼しいため、ぶどうはゆっくりと均一に成熟を重ねる。

土壌はミネラルの豊富な古代土壌。古代の海沿いの地形に堆積した粘土質土壌がベースになっている。

Wrattonbully wine region, South Australia

ラットンブリーのワインの特徴

この地では19世紀からぶどうを栽培してきたが、他の地域と同様に1990年代に入って大きく拡大した。

現在この地を代表するぶどう品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン。しっかりとしたタンニンに支えられ、ベリーの果実味が豊富な重みのあるワインとなる。

シラーズ、メルローシャルドネも栽培されている。

Kingston Estate Cabernet Sauvignon 2010 Coonawarra/Wrattonbully

エピソード

ラットンブリーには、世界遺産に登録されたナラコート哺乳類化石地域がある。同地域には26もの洞窟があり、そこからは17万年前に絶滅したとされるフクロライオンの化石などが見つかっている。他にも肉食カンガルーなどの珍しい化石が多数発掘され、現在も発掘・研究が進められている。

old-vine

代表的なワイン

・ホエールボーン・ヴィニヤード カベルネ=ソーヴィニヨン/タパナッパ
・リミテッド・リリース・シラーズ/イエローテイル
・ラットンブリー・シラーズ/ホリック

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