ルーセット・ド・サヴォワ

ルーセット・ド・サヴォワワインの特徴とは

   

ルーセット・ド・サヴォワの気候・風土

ルーセット・ド・サヴォワは、1973年に認められたAOC。レマン湖からグルノーブル北のサント・マリダロあたりまで南北に伸びる、サヴォワ地方の中心地であるヴァン・ド・サヴォワと全く同じ地域だが、実際にワイン生産が行われているのは、フランジュ周辺とブランジェ湖周辺の比較的暖かいエリアになる。

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??Vignobles de Savoie (Saint-Baldoph)?? par Florian P?pellin (Floflo) ? Travail personnel. Sous licence CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons.

ヴァン・ド・サヴォワで作られる辛口白ワインのうち、白ブドウ品種アトラスで作られたものにのみ、ルーセット・ド・サヴォワのAOCが認められている。

水はけがよく、豊富な日光の急な斜面でブドウ栽培が行われており、冷涼なアルプスの気候だが、ローヌ川の上流やブルジェ湖周辺は比較的暖かい。

指定された条件を満たせば、デノミナシオンをつけることも可能。ただし、原産地名と必ずしも一致するわけではない。

ルーセット・ド・サヴォワのワインの特徴

アルテス種(別名ルーセット)で作られたもののみが、ルーセット・ド・サヴォワと認められる。もちろんブレンドはされない。

サヴォワで作られるワインの中でも、濃厚で豊かな味わいを持ち、ハチミツ、スミレ、アンズなどのフローラルでフルーティなアロマを楽しめる辛口白ワイン。ミネラル感あふれる味わいも特徴だ。

Roussette De Savoie, Altesse, 2008

エピソード

2003年に開催されたG8エビアン・サミット(先進国首脳会議)では、昼食時にルーセット・ド・サヴォワが提供された。その時には、レマン湖のザリガニやイワナの料理や、サヴォワの仔鳩、地元のチーズやデザートが出されたという。

ルーセット・ド・サヴォワの代表的なワイン

ルーセット・ド・サヴォワ
ルーセット・ド・サヴォワ アルテス
ルーセット・ド・サヴォワ ブリュノ・リュパン
ルーセット ド サヴォワ ブラン・キュヴェ アルテス
ルーセット ド サヴォワ フランジィ
ルーセット・ド・サヴォワ メレステル
ルーセット・ド・サヴォワ モンテルミノ
ルーセット・ド・サヴォワ モントー

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