ラメツィア

ラメツィアワインの特徴とは

ラメツィアの気候・風土

ラメツィアは、イタリア半島中部のラメツィアと海沿いの丘陵地帯にあるDOC。カンパニア中心部からラメツィアまで続く南アペニン山脈が一部途切れ、比較的平坦なエリアだ。

地中海からの風が東西に横断するが、山中の間を通るために時に激しい風となる。土中の水分量が多く、その水分が夏の猛暑のなかでも土の温度変化を穏やかに抑えてくれる。

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ラメツィアのワインの特徴

ラメツィアワインの生産量の大半は赤ワイン。これらはガリオッポ、ネレッロ・マスカレーゼ、ネレッロ・カップッチョから作られる。

ボジョレー・ヌーヴォーのようにフレッシュな内に消費されるワインと熟成タイプに分かれるが、中でもレゼルヴァは飲みごたえのあるワインだ。

他に、グレコ・ビアンコやマルヴァジア・ビアンカで作る白ワインがある。

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代表的な生産者/当たり年

ラメツィアの生産者のうち、各方面で高い評価を受けている生産者として、スタッティ、カンティーネ・レントなどが挙げられる。

南イタリアのワインは当たり年で評されることはほとんどない。ラメツィアで生産されるワインは、1000~2000円台くらいの価格・値段のものがほとんどだ。

エピソード

ラメツィアは1978年と早い時期にDOC指定されたが、他のカラブリア州の産地同様に、あまり知られていない産地と言える。

その理由には、時に不安定な気候に陥るために安定供給が難しいことがあるが、それは食べ物も同じだ。そのため、この地方では伝統的に保存食品が多く、加工食肉や魚肉の加工品などが作られる。

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ラメツィアの代表的なワイン

・ラメツィア・ロッソ/スタッティ
・ラメツィア・ビアンコ/スタッティ
・グレコ・ラメツィア/カンティーネ・レント
・ラメツィア・レゼルヴァ/カンティーネ・レント

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