昭和村

群馬県昭和村でつくられるワインの特徴とは

   

群馬県昭和村の気候・風土

昭和村は群馬県利根郡の北部に位置し、沼田市、渋川市と隣接する。赤城山の北西麓に位置し、片品川と利根川が流れている。

基幹となる産業は農業で、こんにゃくの生産量日本一を誇る。夏は暑くなるが冬は降雪もあり、寒暖差がある。また降雨量は、群馬県内では最も少ない地域だ。

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By ContributorQOwn work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=42239479

群馬県昭和村のワインの特徴

昭和村を代表するワイナリーと言えば、奥利根ワイナリー。同ワイナリーがぶどう栽培の場所として昭和村を選んだのは2000年のことだ。赤城山麓に広がる畑には、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロージンファンデルなどが栽培されている。

このぶどう畑は高原の頂に位置し、遮るものがない。晴れた日には一日中日光が降り注ぎ果実がよく熟成される。

自社畑で取れたぶどうを使用したワインは「I’mシリーズ」としてラインアップされ、フレッシュな果実味のシャルドネ、優しい味わいのメルロー、果実味が華やかなピノ・ノアールに加え、スパークリングワインもリストされている。

代表的な生産者

昭和村でワインを生産しているのは、奥利根ワイナリーのみだ。同ワイナリー代表の井瀬氏が赤城高原の土地に惚れ込み、ワイナリーを囲むように自社畑を配している。また敷地内にはレストランやテイスティングルームも備え、テイスティング込みの専門的な見学ツアーも用意されている。

同ワイナリーでは、1000円台のリーズナブルな価格のテーブルワインとして、ソーヴィニヨン・ブラン種を使った「尾瀬」、リースリング種を使った「谷川」、カベルネソーヴィニヨン種を使った「赤城」の3種類、また 2000円台後半の値段である「I’mシリーズ」を4種類展開している。

エピソード

奥利根ワイナリーの周辺はこんにゃくの一大産地として有名だ。畑は数年使ったあとに休耕地として休ませる期間が必要だが、昭和村では休耕地をこんにゃく農家に貸している。

こんにゃく畑として使った後の農地はすぐに作物が作れるため、限られた農地を有効に活用することができるのだ。

群馬県昭和村の代表的なワイン

・尾瀬/奥利根ワイナリー
・谷川/奥利根ワイナリー
・赤城/奥利根ワイナリー
・I’m シャルドネ/奥利根ワイナリー
・I’m メルロー/奥利根ワイナリー
・I’m ピノ・ノアール/奥利根ワイナリー
・I’m シャルドネ スパークリング/奥利根ワイナリー

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