小樽市

小樽市ワインの特徴とは

   

小樽市で1974年に創業した「北海道ワイン株式会社」は、「ワインづくりは農業」の理念のもとに、北海道内24市町の300軒以上のぶどう農家とともに高品質、低価格のワイン造りを行っている。

国産ぶどうを原料とした「純国産ワイン」のみを醸造しており、すべてのワインラベルにブドウ品種名、収穫年、原産地の3点表示を行い、加熱処理をしない本来のワイン、生葡萄酒を製造している。
年間のブドウ使用量は約2,500トンで、これは北海道全体で収穫されるブドウ全量の4分の1を占めている。

小樽から北東へ約100kmの浦臼町鶴沼地区に、自社農園「鶴沼ワイナリー」があり、この総面積は447ヘクタール、ヨーロッパ系ワイン用ブドウ品種のヴィニフェラ系ブドウ栽培としては日本最大の規模である。

主要なブランドとして「おたる」シリーズ、「北海道」シリーズ、「鶴沼」シリーズがあり、その年に収穫されたばかりのブドウを使用した新酒「おたる初しぼり」は、その季節ならではの味わいとして人気がある。

SUV life - OTARU wine.

本社と醸造所のある小樽市をはじめ、余市町、仁木町、共和町、ニセコ町、蘭越町など後志管内には、糖度による買い取り価格決定を行っている契約栽培園があり、その規模と範囲は道内32市町村、約400軒の農家に及ぶ。

鶴沼ワイナリーのある空知エリアではヨーロッパ系ワイン専用種が、小樽や余市などの後志エリアではナイヤガラなどの生食用品種の栽培が盛んである。このように北海道ワインには巨大な原料供給体制が確立しているため、毎年安定したワイン生産が可能となっている。

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