塩尻市

長野県塩尻市でつくられるワインの特徴とは

   

長野県塩尻市の気候・風土

塩尻市は長野県の中央にある松本盆地の南端に位置し、松本市、岡谷市、伊那市などと隣接する。西に穂高岳、南に中央アルプスに囲まれ、内陸気候だ。

晴天の日が多く、寒暖の差は大きく、降雨量が少ない。ぶどうの栽培に適した気候と言える。

明治時代に塩尻ワインの父と言われる豊島理喜治が3000本あまりのぶどうの木を植えたところからワイン醸造が始まり、今では8つのワイナリーが畑を構える。

かつてはナイアガラ、コンコードといったぶどう品種の栽培がメインだったが、近年はシャルドネ、メルロ、ケルナーなど、ヨーロッパ品種の栽培が増えている。

長野県塩尻市のワインの特徴

最もヨーロッパ品種の栽培に向いている産地の1つである塩尻では、近年シャルドネやメルロなどの栽培面積が増えている。

日照時間が長いため、果実味にあふれた繊細な味わいのぶどうが育つ。かつては混醸やブレンドワインが主体であったが、現在は単一品種で作られるワインも多い。

また、コンクール受賞歴のあるワインが多く、国際的な競争力を持った銘柄も増えてきている。

ワイン市場の拡大や愛好家の増加に伴い、人気のワインは発売後に即完売してしまうこともあるという。

いづつワイン (Izutsu Wine)

代表的な生産者

塩尻市のワイナリーは多く、代表的なところでは五一わいん林農園、井筒ワイン、アルプスワイン、信濃ワイン、Kidoワイナリーなどがある。行政もワインづくりを奨励しており、JAの持つワイナリーもある。

気軽に購入できる1000円台から、特別なシーンにも使える5000円を超えるワインまで、さまざまな価格・値段にて販売されている。

エピソード

塩尻志学館高等学校は全国でも数少ない種類の製造免許を持った高校で、ワインを醸造する課がある。醸造されるワインはKIKYOという名で売られ、コンクールなどの受賞歴もあるほど質の良いものだ。

長野県塩尻市の代表的なワイン

・シャトーイヅツ メルロー/井筒ワイン
・シャトーイヅツ ケルナー/井筒ワイン
・桔梗ヶ原メルロ/五一わいん
・五一シャルドネ/五一わいん
・メルロークラシカル/信濃ワイン

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