モンテレイ

モンテレイワインの特徴とは

   

モンテレイの気候・風土

モンテレイはガリシア地方の東南部に位置する地域。南はポルトガルと接している。主にドゥエロ川やミーニョ川が合流するタメガ川の沖積地でぶどうが栽培されている。

ガリシア地方の中では最も平均気温が高い。夏は暖かく乾燥しているが、冬は氷点下にまで下降する。

谷と山が多いこの地域は、ガリシア州の中でも最も小さなエリア。スペインの中でも知っている人は少ないという。

モンテレイはさらにLedeira de MonterreとVal de Monterreiの2つの地域に分かれている。Ledeira de Monterreは粘板土で、Val de Monterreiは粘土質とそれぞれ土壌が異なる。

モンテレイのワインの特徴

ゴデーリョ、トレイシャドゥーラ、ドーニャ・ブランカなどのぶどう品種を使用した白ワインが主流。フルーティーでキレのある味や、程良いボディが特徴だ。

この地方で有名なモンテレイ・ブランコは、ゴデーリョ、トレイシャドゥラ、ドーニャ・ブランカのいずれかの品種を60%と40%でブレンドしたワイン。モンテレイ・ティントは、メンシアとメレンサオを60%と40%でブレンドしたもの。モンテレイでは、この2種類のみがDOとして認められている。

他にも90年代後半からは、主にメンシアやメレンサオといった品種を使用した、フレッシュなフルボディ赤ワインも生産されている。

エピソード

ワイン生産の歴史は古く、ガリシア地方の他エリアと同様、古代ローマ時代にローマ人によってもたらされている

ワイン生産の近代化が遅れたため、DO認証を1度は剥奪されていたが、1994年に再取得。その後は国内外から高い評価を受けるようになり、2008年には有名なアメリカ人評論家、ロバート・パーカー氏からも表彰されている。

モンテレイの代表的なワイン

・ラウル・ペレス・ア・トラベ・レッド
・モンテレイ・ブランコ
・モンテレイ・ティント

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