カリフォルニア, ワイナリー

ケンダル・ジャクソン

特徴・ポイント

ケンダル・ジャクソン(Kendall Jackson)は、カリフォルニアのワイナリー。設立の翌年にリリースしたヴィントナーズ・リザーヴ・シャルドネは、アメリカのワインコンクールでプラチナメダルを獲得した。それ以降、白ワインの中で全米トップの売り上げを維持している。その他のワインも数々の賞を受賞し、「1990年代、アメリカで最も受賞数の多いメーカー」に選ばれている。

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ワインづくりのこだわり

ケンダル・ジャクソンは、フランスのテロワールの考えを取り入れ、土壌やその傾斜、天候などを細かく分析し、ぶどうを栽培している。ぶどうをゆっくりと成熟させ、深みのある品質の高いぶどうにするため、海風の影響で冷涼になるカリフォルニア沿岸部の斜面に自社畑を構えている。また、単一畑のぶどうだけを使うのではなく、巧みなブレンディングにより、常に安定した高品質のワインを生産している。

Wine Tasting & Mixing

代表的なワイン

ケンダル・ジャクソン・ヴィントナーズ・リザーヴ・シャルドネ

ケンダル・ジャクソンが設立後、初めてリリースしたワイン。リリース以来、白ワインで全米トップの売り上げを続けている。洋梨の果実味とバニラやトロピカルフルーツ、柑橘類などの複雑な香りが見事に調和している。長い余韻を楽しめるワインだ。

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ケンダル・ジャクソン・ヴィントナーズ・リザーブ・カベルネ・ソーヴィニヨン

ヴィントナーズ・リザーブシリーズは、最適な土地で栽培し、品種の特性をしっかりと持つぶどうをブレンドしてつくる。豊かな香りと味わいが特徴のワインシリーズとなっている。ヴィントナーズ・リザーブ・カベルネ・ソーヴィニヨンは、ブラックベリーやカシスの香りと、バニラやスパイスの香りがうまく調和している。濃厚な果実味とまろやかなタンニンを楽しめるワインだ。

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ケンダル・ジャクソン・ヴィントナーズ・リザーブ・ジンファンデル

印象的な深いガーネット色のワイン。プラムやラズベリー、ブラックベリーの香りと、しっかりとしたタンニンのバランスが良いワインとなっている。

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ワイナリーの歴史

ケンダル・ジャクソンは、1982年にジェス・ジャクソン氏がカリフォルニア州レーク・カウンテイに設立した、家族経営のワイナリー。

ジェス・ジャクソン氏は、サンフランシスコで弁護士として活躍していたが、ワイナリーを設立する10年ほど前から、趣味でワイナリーを所有し、ぶどう栽培とワイン造りの研究を続けていた。当時支持されていた単一畑のぶどうからワインをつくるという手法ではなく、複数の畑のぶどうを十分に吟味したうえでブレンドする方法を採用。コストパフォーマンスが高く、常に高品質のワインを造り出すことに成功した。

Kendall-Jackson Wine Center - California

ケンダル・ジャクソンは、1993年に本拠地をソノマ・カウンテイに移し、1997年には著名なワインマイスターであるランデイ・ ウロム氏を迎え入れた。カリフォルニア沿岸におよそ13000エーカーものぶどう栽培地を所有し、60カ国以上にワインを輸出している。高品質なワインをつくるために進化し続ける革新的なワイナリーだ。

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