コート・デュ・ローヌ, ワイナリー

カーブ・サン・ピエール

特徴・ポイント

フランス、コート・デュ・ローヌ地方に位置し、1898年創設。2009年にイギリスのインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)で2本のワインが銀賞を受賞するなど、数多くのコンクールで受賞歴がある。

ワインづくりのこだわり

グルナッシュ種をメインにブレンドを行い、伝統的なオーク樽を使用して熟成している。「どんなに小さな工程でも手を緩めずに、丁寧に完璧を目指す」という信念の元で、良質なワインを生産している。

Red grenache grapes, Chateauneuf-du-Pape

代表的なワイン

カーブ・サン・ピエール シャトーヌフ・デュ・パプ

トリュフやスミレのような個性的なブーケとプルーンを思わせる果実味に、スパイシーさが心地良いフルボディ赤ワイン。エレガントな飲み口に、シルクのようなタンニンがなめらかな余韻を与える。2008年ヴィンテージは、IWSC2009年にて銀賞を受賞した。

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カーブ・サン・ピエール コート・デュ・ローヌ 白

豊かな果実味と杏やハチミツのような香りを感じられる、生き生きとした飲み口のAOCワイン。同じシリーズの赤ワインもある。2008年ヴィンテージは、IWSC2009年にて銀賞を受賞した。

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カーブ・サン・ピエール ジゴンダス

ガーネット色の赤ワイン。ハーブや熟した梨、スパイスなどの味わいの後、モカコーヒーやキャラメルを思わせる香りが広がる。力強いタンニンとエレガントさを感じられるバランスの良さが魅力。

gigondas

ワイナリーの歴史

2000年以上にわたってブドウ栽培が盛んなコート・デュ・ローヌ地方のシャトーヌフ・デュ・パプで、1898年、ワインの樽職人アンリ・ブアション氏によって創設された。

1950年代に村のサン・ピエール地区に熟成蔵を造り、ブレンドと熟成の技術が高まった。この蔵で初めてできたワインは「カーブ・サン・ピエール」(Caves Saint Pierre)と名付けられた。その後、自社のブドウ畑を拡大し、現在では約4万ヘクタールもの畑を所有している。

2003年から醸造責任者を務めているジーン・フィリップ・トロール氏は、イギリスのインターナショナル・ワイン・チャレンジ2009において最優秀赤ワイン醸造者に選ばれた。

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