マイポ・バレー, ワイナリー

ビニャ マイポ

特徴・ポイント

チリワインを代表する産地であるマイポ・バレーにあるワイナリー。生産するワインは世界約80ヶ国に輸出されている。ワイナリー名は、スペイン語で「ぶどう畑」を意味する「ビニャ」、チリの先住民族であるマプチェ族の言葉で「耕された大地」を意味する「マイポ」からきている。

ワインづくりのこだわり

ぶどうの果実感や個性、おいしさにこだわり、創業当時からの信念を守っている。さらにチリの大地と果実の力に感謝しながら最新技術を積極的に取り入れて新製品を開発するなど、ワイン造りへ熱い情熱を注いでいる。

代表的なワイン

ビニャ マイポ カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロ

豊かなフルーツのアロマとスパイス、ビターチョコレートを思わせる香りが感じられる。果実味も豊かで飲みやすい赤ワイン。辛口白ワインの「ソーヴィニヨンブラン/シャルドネ」もラインアップされている。

ビニャ マイポ レセルバ ビトラル シラー

「ステンドグラス」という意味の「ビトラル」の名が付けられた、ステンドグラスから差し込む光をイメージして生まれたシリーズ。シラー種を100%使用し、プラムやブラックベリーを思わせる香りとチョコレートのような味わいと柔らかいタンニンが魅力的な赤ワイン。

ビニャ マイポ カルメネール

熟したプラムやブラックベリーなどの凝縮された果実香にペッパーやバニラを思わせる香りを感じられる。心地よいソフトなタンニンとのバランスがよく、口当たりまろやかなやさしい味わいの赤ワインだ。

ワイナリーの歴史

チリ国内でもワインの生産が盛んなマイポ・バレーで、イシドラ・コウシーノ・デ・ムシー氏によりビニャ マイポ(Viña Maipo)の歴史が始まったのは、1948年のことである。

創業から20年後、チリ最大のワインメーカーであるコンチャ・イ・トロの傘下となった。これによりコンチャ・イ・トロが所有する畑からぶどうの調達が可能となったことで、より高品質のぶどうの選別・利用ができるようになり、さらにワインの品質向上に成功した。
その後も創業時からの伝統を守りながらワインの生産を続け、2006年にはワイン販売量が100万ケースに達し、チリで4番目のワイン輸出メーカーとなった。

2007年、マックス・ウェインラウブ氏がワイン醸造責任者として加わり、自社のオリジナリティを追求した新たな世界レベルのワインの開発がスタートした。現在ビニャ マイポのワインは世界中で愛飲されており、ワイナリーでは創業時のワインづくりへの情熱をそのままに、さらなる高品質ワイン生産に勤しんでいる。

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