リボン・リッジ

リボン・リッジワインの特徴とは

   

リボン・リッジの気候・風土

リボン・リッジはチュヘイラム・マウンテンズの北西端に位置するワイン産地。ニューバーグとガストンの間に広がっており、海洋堆積物が積もった丘の上にある。

丘の幅は0.4km、長さは5.63km、総面積は3350ac。また総面積のうち500acでぶどうが栽培されているが、ぶどう栽培に適している土地はもっと広く1000acほどあると言われている。

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地理的な特徴により、四方八方がほぼ囲まれているため、周囲より若干温度が高く乾燥している。春はぶどうが早く成長し、夏から秋にかけて長い期間熟成させられるため、しっかり完熟したぶどうを使ったワインを醸造するのに最適な気候だ。

土壌の大部分が海洋堆積物で、近隣の沖積層の堆積や火山性土壌より均一で細かくなっている。また、灰色の土壌でphは低いが排水性がとても高いため、ぶどう栽培に適した土地だと言えるだろう。

Ribbon Ridge Vineyard

リボン・リッジのワインの特徴

リボン・リッジはウィラメット・バレーの中でも高級なピノ・ノワールが生まれる場所と言われている。ピノ・ノワール、ピノ・グリリースリングシャルドネガメイ・ノワールなどがリボン・リッジワインによく使われるぶどう品種だ。

大部分が海洋堆積土壌なので、スパイシー。ダークフルーツの果実風味、高い度、ミネラル豊富など、しっかりと熟成した赤紫色のワインを味わえる。また、大自然の風味が複雑な余韻を残すため、しっかりとしたタンニンのストラクチャーを満喫できる。

エピソード

1980年、ハリー・ピーターソン・ネドリー氏はチュヘイラム・マウンテンズの西端にあるリボン・リッジに、リッジ・クレスト・ヴィンヤードを興し、リボン・リッジ初となるぶどうの木を植えた。2年後には54acの土地に、ピノ・ノワールとシャルドネを初めて商用として栽培したのがリボン・リッジAVAの始まりだ。

地層や土壌、位置や標高による微気候の差、ヴィンテージによるワインサンプリングなど、AVAに認定されるための条件をクリア。そうしてサブリージョン申請を行った結果、2005年にリボン・リッジAVAが誕生した。

リボン・リッジの代表的なワイン

ピノ・ノワール・リッジクレスト・ヴィンヤード/チュヘイラム
グリューナー・フェルトリーナー/チュヘイラム
ガメイ・ノワール/チュヘイラム
ピノノワール・リザーヴ/チュヘイラム
ピノ・ノワール ジ・アッパー・テラス リボン・リッジ/ボー・フレール
ピノノワール・ザ・ボーフレールヴィンヤード/ボー・フレール
オールド・ヴァイン・ピノ・ノワール/パトリシア・グリーン

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