コリウールの気候・風土
コリウールは、ピレネー山脈の東側、フランス南部のラングドック地方にあるワイン生産地。スペインとの国境までは20kmほどと、非常に近い。
ぶどう畑は海沿いの斜面に沿って展開している。急斜面であるため機械での作業が難しく、作業は全て手作業だ。日差しに恵まれ、日照時間も非常に長い。
コリウールのワインの特徴
コリウールで生産されるワインは、赤ワインが有名。生産量の半分以上が赤ワインとなる。フルーティで色が濃く、辛口なのが特徴だ。
また、あまり知られていないがコリウールのロゼも赤ワインと並んで評判が高い。ロゼにしては色が濃くタンニンも感じられ、まるで赤ワインのようなフレーバーを楽しむことができる。これらのワインは、赤が1971年、ロゼが1991年にいずれもAOCに指定されている。
この地で生産されるワインとして、コリウールと並んでバニュルスも人気がある。酒精を強化した甘口タイプのものをバニュルスといい、対してやや辛口の非発泡性ワインをコリウールという。
エピソード
コリウールの歴史は古く、先史以前から人間が居住していたことでも知られる。
以前はアンチョビ漁が盛んだったが現在は廃れ、観光地として有名。特にノートルダム・デザンジュ教会と、ルシヨン伯によって建造されたコリウール城が人気スポットだ。
アンリ・マティスやアンドレ・ドラン、パブロ・ピカソ、ラウル・デュフィなど、著名な画家が創作活動を行った町としても知られている。
コリウールの代表的なワイン
・ドメーヌ・ラ・トゥール・ヴィエイユ・コリウール・ラ・ピヌド
・ドメーヌ・デュ・マース・ブラン(ドクトール・パルセ)・コリウール・クロ・デュ・ムーラン
・ドメーヌ・デュ・マース・ブラン(ドクトール・パルセ)・コリウール・コスプロン・ルヴァン
・ドメーヌ・ラ・トゥール・ヴィエイユ・コリウール・ピュイグ・アンベイユ
・ドメーヌ・ド・ラ・ルクトリー・コリウール・コート・モンターニュ
・ドメーヌ・デュ・マース・ブラン(ドクトール・パルセ)・コリウール・レヴェランス