フォジェール

フォジェールワインの特徴とは

   

フォジェールの気候・風土

フランス南部・ ラングドック・ルーション地域圏エロー県の中央、山間部エリアに位置するフォジェール。周囲のエリアよりも標高がやや高く、昼と夜の温度差が大きいエリアだ。土は固い岩地で、付近のぶどう栽培エリアの中では珍しい特徴的なものになっている。
中心はフォジェール村。周囲7つの村には2000haにも及ぶ広大な土地にぶどう畑が広がっている。

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??Caussiniojouls vue generale?? par Fagairolles 34 ? Travail personnel. Sous licence CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons.

フォジェールのワインの特徴

フォジェールでは赤・白・ロゼのワインが造られている。日中と夜との温度差が大きいことから、香り高い気品のあるぶどうが採れると評価は高い。

赤は豊かな果実味に適度な味を感じるテイストが特徴。白もぶどう本来の酸味や旨みをそのまま絞り取ったようなフレッシュなアロマが広がる。
若いワインと熟成したワインのテイストに大きな差があるのもフォジェールの特徴。若いワインは重めでカシスやベリー、そしてスパイスのアロマを放つ。それでいて繊細で優雅なテイストはワイン愛好家も十分満足できる味わいだ。
一方、熟成したワインはスパイスのようなアロマが薄れ、まろやかな味わいに変化。「リコリスのようなノート」と賞されることも多く、熟したフルーツ感が後を引く口当たりだ。

エピソード

フォジェールは1982年に赤とロゼがVDQSワイン(ぶどうの収穫量、ワインのアルコール度数などの規制が少し緩め)からAOCワインへ昇格。その後、2005年には白もAOCワインとして認められた。

Faugeres

有名なシャトーとして挙げられるのがドメーヌ・レオン・バラル。2つ星、3つ星レストランでも提供される「気品あるワイン」として評価が高い。
現在の当主であるディディエ・バラル氏は、チャレンジ精神旺盛な次世代の醸造家として注目されている。自然の生態系を大切にした農園には野生の草花や野菜が育つ。豊かな自然の中で育ったぶどうは、まさに優雅で気品あふれるフォジェールらしい味わいに育つ。
常に良質のワインを製造するために尽力し、今なお新しい試みに挑戦しているシャトーとあって、ワイン愛好家たちから注目を集めている。

フォジェールの代表的なワイン

・マス・ダルゾン・フォージェール・モンファレット
・ドメーヌ・サン・タントナン・フォージェール
・ドメーヌ・レオン・バレル・フォージェール・ジャディ
・ドメーヌ・サン・タントナン・フォージェール・レ・ジャルダン
・ドメーヌ・アルキュイエ(ジルベール)・マルサンヌ/ルーサンヌ

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