ヴァランセ

ヴァランセワインの特徴とは

   

ヴァランセの気候・風土

フランスの中央に位置するヴァランセ(Valencay)は、「フランスで最も美しい村」のひとつとして知られている。フランスの庭園とも称されるロワール川周辺は有名な観光地。そこから少し南に行ったところにヴィランセ村がある。観光地からはやや遠ざかっているため、観光客は多くない。

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Valen?ay Vue depuis le ch?teau 2” by ? Croquant / Wikimedia Commons. Licensed under CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons.

地域周辺にはロワーヌ川が流れ、ヴァランセ城などの観光地や、ピラミッド型のシェーブルチーズの産地として非常に有名。またチーズ同様に、ワイン作りにも適した風土となっている。
畑は一面が砂利で覆われ、内側には粘土状の砂が混ざり合う。そんな独自の土壌でブドウ栽培を進めている。
畑には除草剤を撒かず、全てが手作業。手間は掛かるが、毎年、高品質なブドウを作り出している。

ヴァランセのワインの特徴

ヴァランセのワインは、白ワインが全体の50%以上を占める。それ以外にも、赤ワインロゼワインスパークリングワインも作られ、甘口から辛口まで幅広いワインを生産している。ワインは全体的にフルーティーで香り豊かな味わいのものが多い。

一押しのワイナリー/当たり年

ヴァランセ(Valencay)の生産者のうち、各方面にて高い評価を得ている作り手として、セバスチャン・ヴァイヤン(Sebastien Vaillant)、ル・クロー・ドローム(Le Claux Delome)、ドメーヌ・クロード・ラフォン(Domaine Claude Lafond)、ドメーヌ・ジャッキー・プレス(Domaine Jacky Preys)などが挙げられる。

ロワール地方のワインは、2005年、2002年、1996年、1990年、1989年の出来が良いと評価されている。ヴァランセのワインは1000~3000円台のリーズナブルな価格・値段にて販売されている。

エピソード

ヴィランセチーズはこの小さな村で作られ、名前もこの村に由来する。村の半分以上の敷地をヴィランセ城が占めており、自然豊かな庭園が広がる。

Valen?ay (Indre)

ヴィランセチーズは、特にピラミッド型をしていることで知られているが、その由来はナポレオンがヴィランセ城を訪れた際、「まるでピラミッドのような城である」と言ったことからこの形となった。
ピラミッド型をナポレオンが許さなかったことから、チーズ上部が欠けたとの逸話も残されている。
チーズ表面には木炭の粉がまぶされているため、やや黒ずんでいる。

ヴァランセの代表的なワイン

ヴァランセ・ルージュ クロ・デュ・シャトー/ドメーヌ・クロード・ラフォン
ヴァランセ・ブラン  ル・クロ・ドローム

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