マイセン

マイセンワインの特徴とは

   

マイセンの気候・風土

マイセンは、ドイツ・ザクセン地方のベライヒ(ワイン生産地区)。ライプツィヒから東に約100km、フライベルクから北東に約40kmとドイツ国内において最北東に位置する。

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?Panoramablick von der Albrechtsburg zu Mei?en ueber die Altstadt“ von Nobody wiki deSelbst fotografiert. Lizenziert unter CC BY-SA 3.0 de ?ber Wikimedia Commons.

チェコ国境の向こう側から続く、エルベ渓谷の終点ともなっている。また、同じザクセン地方のベライヒの1つであるドレスデンからは約30 km の距離でゆるやかな丘陵がエルベ川峡谷を縁取っている。

総面積約450haと規模は小さいが、ミネラルをたっぷりと含んだ火山性の土壌と穏やかな気候のため、良質なぶどうが育つ。

栽培されるぶどう品種は、ミュラー・トゥルガウ種がメイン。わずかではあるがリースリング種も栽培されている。また、エルザスのぶどう品種からつくられた独特のゴールドリースリングは、ザクセンでしか栽培されていない珍しい品種だ。

Wein

マイセンのワインの特徴

生産されるほとんどのワインは、辛口で軽い薄口といったありふれたものだが、上質な香りやコクを持ったものも存在する。フルーティーな香りが特徴的で、口に含むとまだ熟れていないリンゴのような味が味わえる。

白ワインが有名なマイセン地方であるが、赤ワインも少量であるが栽培されている。赤ワインではワルター・シューが著名な醸造所として知られている。

Untitled

エピソード

ワイン向けぶどう栽培の歴史は古く、800年前に遡り、マイセンの修道院の記録に1161年に登場するほどだ。また、ザクセン地方で生産されているワインの大半がマイセンの協同組合のワイナリーでつくられている。

毎年秋頃には恒例の「ワイン・フェスティバル」がマイセン市内外の広場、通り、教会、劇場などの各会場にて3日間ほど開催される。

共産圏時代は、ワインのほとんどがベルリンへと運ばれたことから、国内では高級ホテルやレストランで飲まれることがほとんどだった。このため、庶民がワインを入手するのは困難であったとされている。

マイセンの代表的なワイン

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