カポ・リッツート

カポ・リッツートワインの特徴とは

カポ・リッツートの気候・風土

DOCカポ・リッツートは、正式名称を「サンタナ・ディ・イゾラ・カポ・リッツート」と言うが、イゾラと言っても島ではない。このコミューンは、イタリアで最東端の産地であり、また北にタラント湾、東にイオニア海、西にクイッラーチェ湾と海に囲まれている。

南イタリアの夏の猛暑を緩和する海風の影響により、夏場の気温は上昇と加工を繰り返す。そのため、ぶどうは熱から守られ良質に育つ。

Grappolo d'uva Gaglioppo in Calabria

カポ・リッツートのワインの特徴

カポ・リッツートのワインはガリオッポを使ったワインが多い。ここではガリオッポを40~60%使用し、その他ノチェラ、ネレッロ・マスカレーゼ、ネレッロ・カップッチョ、マルヴァジア・ネラ、グレコ・ネロ、マルヴァジア・ビアンカなどと混醸する。

白ワイン用のぶどうもしばしば混醸に使われるが、非常になめらかで奥行きのある赤ワインに仕上がる。

代表的な生産者/当たり年

カポ・リッツートでは、ここ近年DOCワインのボトリングがされていないようだ。また、南イタリアのワインは当たり年で評されることはほとんどない。

Castello di Le Castella

エピソード

カポ・リッツートは海岸線に隣接し、この海岸エリアのことをサンタナと呼ぶ。この海に囲まれた場所は夏の観光客誘致に成功しており、多くの人がその夢のような景観を見に訪れる。

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