チリ, ワイナリー

モンテス

特徴・ポイント

モンテス(MONTES)はチリのプレミアムワインの先駆者。設立とほぼ同時にリリースしたモンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニヨンは非常に高品質で、ワインの本場であるヨーロッパでも注目を集めた。ロンドンのワインコンクールでは金賞を受賞。ヨーロッパのワイン生産国がこのモンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニヨンを輸入したことで、「欧米へ逆輸出されたワイン」として、チリワインが脚光を浴びるきっかけとなった。

ワインづくりのこだわり

世界で愛されるワインづくりを理念とし、ぶどう品種ごとの個性を最大限に生かしたワインをつくっている。チリワインの可能性と品質の高さを示し続けている。

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代表的なワイン

モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニヨン

モンテス・アルファシリーズの1本。 このモンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニヨンのリリースが、モンテスとチリワイン全体の評価を押し上げたと言える。コルチャグア・ヴァレーで栽培されたぶどうのみを使用し、フレンチオーク樽で12カ月間熟成する。紫がかった濃いルビー色をまとい、ベリーの香りや果実味が豊か。タンニンがしっかりしており、熟成も楽しめるワインだ。

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モンテス・アルファ・シャルドネ

モンテス・アルファシリーズの1本。チリのプレミアムワインを世界に広めたシリーズで、品質の高さは世界中で認められている。『ワイン・スペクテーター』誌では、「トップスコアリング・ベストバリュー」に選ばれている。このシリーズには、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネのほかに、メルローピノ・ノワールマルベックソーヴィニヨン・ブランがある。アルファ・シャルドネは、カサブランカ・ヴァレーのシャルドネを使用し、フレンチオーク樽で12カ月間熟成する。フルーティーでシャルドネの特性をしっかりと持った、エレガントなワインだ。

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モンテス・クラシック・カベルネ・ソーヴィニヨン

モンテス・クラシックシリーズの1本。リーズナブルな価格だが、品質の良いシリーズだ。手摘みしたぶどうをアメリカンオーク樽で熟成させた後、フィルターは1回のみ。「余計な手を入れ過ぎることで果実のうまみを壊さないように」という考えに基づいて造られている。このシリーズには、ほかにメルロー、マルベック、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネがラインアップされている。濃厚な果実味と上品なタンニンのバランスが良く、クセのないワインだ。

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ワイナリーの歴史

1988年に、醸造家のアウレリオ・モンテス氏、輸出を担当するダグラス・ムライ氏、財務を担当するアルフレド・ヴィダウレ氏、ワイナリー所有者のペドロ・グランデ氏によって設立されたワイナリー。世界で愛されるチリワインをつくるために、ワインのスペシャリスト4人がそれぞれの技術と経験を発揮する。モンテス氏とムライ氏の2人は、設立前から、チリのワイン産業を発展させ、品質の高いワインを造る努力をしていた。モンテスの設立とほぼ同時期にリリースした「モンテス アルファ カベルネ ソーヴィニヨン」が、欧米で高い評価を得たのもその努力の賜物といえる。

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雨が少なく日照時間が長いチリの気候は、ぶどうの栽培に適している。さらに太平洋とアンデス山脈に囲まれている地形は害虫の侵入を阻み、農薬をほとんど使用せずにぶどうを栽培できる。モンテスは、チリがぶどう栽培に適した条件に恵まれていること、そのぶどうから品質の高いワインを造り出すワイナリーがあることを証明し、世界がチリワインに注目する基礎を築いた。

現在モンテスは、チリ国内だけでなくアルゼンチンやカリフォルニアでもワインをつくっている。

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