ニュイ・サン・ジョルジュ, ワイナリー

ドメーヌ・デュ・クロ・フランタン

特徴・ポイント

フランス東部、コート・ド・ニュイ地区ニュイ・サン・ジョルジュ村にあるドメーヌ・デュ・クロ・フランタン(Dom. du Clos Frantin)。「シャンベルタン」「クロ・ド・ヴージョ」「グラン・エシェゾー」「リシュブール」などグラン・クリュの名を冠したワインを主に生産している。

ワインづくりのこだわり

収穫は全て手作業で行い、一粒ごと選果する。その後、上部が密閉されていない伝統的な木製桶で醗酵し、多様性に富んだテロワールを引き出すため低温に保つ。タンニンを抽出するため丁寧にピジャージュを行うなど、ブルゴーニュ伝統のワインづくりを守っている。

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代表的なワイン

ドメーヌ・デュ・クロ・フランタン シャンベルタン・グラン・クリュ

ルビーのような輝きを持つ、フルボディの赤。プルーン、ローズマリーなどのアロマの中に、スモーキーな香りも次第に現れてくる。良質なタンニンがしっかり感じられるバランスのよいワインだ。

ドメーヌ・デュ・クロ・フランタンヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ レ・マルコンソール

深みのあるルビーレッドに、紫がかった輝きが目を楽しませてくれる。まろやかな果実の香りが、やがてペパーミントやヒマラヤスギを思わせる香りに変化する。ほどよいタンニンが感じられ、長期熟成も楽しめる。

ドメーヌ・デュ・クロ・フランタン ニュイ・サン・ジョルジュ

森の緑やキノコを思わせる香り、赤系果実やココアのアロマが特徴で、たばこのようなスモーキーさも感じられる。余韻を長く楽しめるエレガントなワインだ。16~17℃で飲むのが最適。

ワイナリーの歴史

起源はナポレオン1世の時代までさかのぼる。18世紀末のフランス革命後、貴族や教会が所有していたぶどう畑が没収され、1804年のナポレオン法典によってブルゴーニュの畑は再編された。これにより、ぶどう畑を所有した農家の一つがドメーヌ・デュ・クロ・フランタンだ。

現在は7.3haのぶどう畑を所有し、うち3.9haにわたる7つのグラン・クリュと1つのプルミエ・クリュを擁する。1969年より、アルベール・ビショーの傘下に入り、クロ・フランタンの細部までこだわった伝統的なワインづくりと、ビショーのマーケティング力とが一体化し、世界的に名が

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