アロヨ・セコ

アロヨ・セコワインの特徴とは

   

アロヨ・セコの気候・風土

アロヨ・セコは、アメリカ・カリフォルニア州モントレー郡のワイン産地。AVAに認定されている。

モントレー湾の南東に位置し、グリーンフィールドと呼ばれる小さな街を囲む地域で、南西部分の小さな峡谷からサリナス・バレーの盆地までがエリアとなる。

モントレー湾から山脈の間を吹き抜ける海風の影響で、モントレー郡の中でも特に冷涼な気候だが、 地域によって様々な微気候や特徴がある。

Arroyo Seco, Los Padres National Forest

AVAの東部にあたる平地は、10cmほどの丸い玉石が散りばめられた砂利・砂質ロームの土壌で水はけが良い。日中には太陽光の熱を吸収し蓄えることから、冷涼な夜にも土は暖かさを保つことができる。

西部にある峡谷地は浅く痩せた土壌で、絶壁に囲まれているため風の影響がない。また谷壁に日照が反射してぶどうに注がれるため、平地部よりも気温がわずかに高いことが特徴だ。

アロヨ・セコのワインの特徴

アロヨ・セコの持つ地形や気候を活かし、東部や中央部ではシャルドネ種を中心に、ピノ・ノワール種、リースリング種、ソーヴィニョン・ブラン種が栽培されている。
西部ではジンファンデル種、またフランスボルドーローヌ地方で主に栽培されるカベルネ・ソーヴィニヨン種やメルロー種といった品種が植えられている。

栽培されたぶどうは、セントラル・コーストAVAやカリフォルニアAVAのワインにブレンドされることが多い。
しかしアロヨ・セコの名称が記されたワインも急速に増えており、消費者にはまだあまり知られていないが、ワインコンペティションで賞を受けるなど高い評価を受けている。

Bickers Dinner: Beginning Pairing: J Lohr Chardonnay 2004

エピソード

アロヨ・セコは、1962年に最初にぶどう栽培が始まり、その後すぐの1983年にはAVAに認定されている。カリフォルニアの中でも、早い段階で認定されたAVAの一つになる。

アロヨ・セコの代表的なワイン

アロヨ・セコ モントレーカウンティー ル・ヴォル・デザンジュ ビーズワックス・ヴィンヤード/ボニー・ドゥーン
ヴィンヤード セレクション リヴァバンク・リースリング/ウェンテ
シャルドネ・ロジャーローズ・アロヨ・セコ /ジュリアン
ミッションランチ ピノ・ノワール/マッキンタイヤー 
ウェンテ ヴィンヤーズ リザーヴ リリーズ・クリーク リザーヴ ピノノワール/ウェンテ
ウェンテ ヴィンヤーズ リザーヴ リヴァ・ランチ・リザーヴ・シャルドネ/ウェンテ

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